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長崎県

導入3年目…将来後悔しないようにまず知ってもらいたい

お写真:こども家庭課 家庭福祉・母子保健班 母子保健担当の皆様 一番右がご担当 樋口敦子様              (インタビュイー:樋口敦子様)

導入3年目に入った長崎県様にインタビューさせていただきました。

ーファミワン導入前からの課題や、導入しようと思ったきっかけをお教えいただけますでしょうか。

長崎県)前任によると、まず「不妊に関して早く検査や治療に繋げた方が良い」という話が前提としてあったようです。不妊に悩んでいる人が出来るだけ早く受診する、行動に移す為に何が必要か、検討する中でファミワンを知り、横須賀市さんが委託をされているということでお話を伺って、「この事業がとても良いのではないか」となりました。「周囲に簡単に相談が出来ない内容であること」「仕事をしている方が大半なので勤務を休んで相談に行くというのが難しい」という課題に対しても、気軽にオンラインで相談ができる点が良いという結論になったそうです。あとはファミワン代表の石川さんともお話をしてやはり早く治療に繋げるというところが大事であると共通認識として持てたので導入を決めたと聞いています。

ファミワンを選んでいただけた理由

ーファミワンと類似した事業は他にもあったと思いますが、その中でファミワンを選んでいただけた理由をお教えください。

長崎県)いくつかの候補の中で、健康相談を実施している所はあるけれども不妊に特化した企業はファミワンさんのみでした。不妊や女性のヘルスケアに特化しているという点、多種多様な専門家が在籍しているというところが、探す限り他には見つからなかったので、今年度も継続させていただいています。

ーファミワンの強みは、看護師を始め、培養士や助産師、栄養管理士、あとキャリアカウンセラー等、多種多様なアドバイザーが在籍しているところです。一つの相談に対して複数名で連携して(例:看護師と栄養士両方から)アドバイスを送るというような、多職種連携を大切にしております。その点は、他の企業には無い強味だと思っています。

長崎県)私もこっそり相談したことあるんです。看護師さんと漢方の薬剤師さんからアドバイスをいただきました。漢方の薬剤師さんなんて身近にいないですし、ちょっと感動したんです。その経験から皆さんにも実感を持っておすすめしています。

若年層への働きかけが課題


ー先ほどのお話ですと、ファミワン導入前の課題として、不妊治療や少子化の問題があったということでしょうか?

長崎県)そうですね。私は保健師なのですが、保健所に勤務していた時に特定不妊に関する相談も受けました。その中で、「自分が事前に不妊治療のことをよく知っていたらもっと早く受診したのに」「35歳すぎたら妊娠が難しくなるなんて知らなかった」という相談者さんがとても多いと感じていました。

不妊の予防は難しいですが、「タイミングを逃さず受診する、出来るだけ若いうちに治療を開始する」と、治療が上手くいく確率が格段に上がりますし、ひいては、生まれてくるお子さんの数も増える。不妊の問題の相談に乗れば乗るほど、早いうちに対応することが対策なのだというのは感じました。県民の皆様が、『不妊治療の知見があればもっと違う道を選んだのに』と後悔することが出来るだけ無いようにしたいと思います。また、相談もですが普及啓発が大事だと思っています。

ー妊娠出産の知識を得た上ででライフワークバランスを選ぶ、とにかく「知ってもらう」活動は大事ですね。長崎県さんをサポートしていく中で、今後も一緒に広めていきたいです。

長崎県)そうですね。本当にそうだと思います。

あともう1つ、不妊の問題はとてもセンシティブな上に、難しい、専門性が高いので、誰にでも相談出来るものではなく、相談相手を選びますよね。ですから、困った時や治療中の非常に辛い時に簡単にアクセスできる、 こういった相談ツールは必要だと思っています。不妊治療に対してただ治療費を助成するだけではなくて治療している方々を支える仕組も並行してやらなくてはいけない事だと思います。

3年目ー導入後の効果は

ーファミワン導入も3年目になりましたがいかがでしょうか?効果を感じることありますか?

長崎県)直接、利用者の方の声が聞ける機会が少ないので実感でというよりは、ファミワンさんから毎月送られてくるレポートや感想を読ませていただきながら「やっぱり導入して良かった」というのは毎月感じます。あと相談を受ける立場からも、妊活LINEサポート事業がある事は安心材料で、ちょっと自分には難しいことであっても「そのことについてはこのLINEで聞けますよ」というご紹介ができるのは非常にありがたいなと思います。

ーそう使っていただけると弊社も大変嬉しいです。ちなみに、今後、この事業で何か取り組んでみたい事などありますか?

長崎県)いろんな層に知ってほしいというのはあるので、医療機関であったり、市町であったり、保健所であったり、ファミワンさんと連携しながら周知を図っていきたいなと思ってます。

皆さんに伝えたいことはファミワンのセミナーを利用して

ー今年度のイベントはどのような内容で開催をご希望でしょうか。

長崎県)今年、長崎で先進医療の助成を開始するので、先進医療とはどんなものがあり、どのような時に使えるか等をテーマにしてもいいかと思っていました。県民の皆様にお尋ねされる際「何か使える制度はないですか?」という内容が多いです。不妊治療をしている方たちが使える、保険以外の制度に関するテーマは県民の皆様のお役に立つのではと思っています。

ー「これから取り組もうかな」「何かないかな」と探されている方向け、妊活に取り組まれる方向けのセミナーということですね。 先進医療の助成金は、東京都でもあるのですが、不妊治療をしている方から「それって私に必要なの?」というご質問も多数寄せられています。助成の概要だけでなく、助成の対象の医療についても併せてお伝えするようなセミナーにしたいと思います。

長崎県)ありがとうございます。

ー今アドバイザーは30名以上在籍し、そのあたりのお話をさせていただける者はおりますのでご安心ください。

長崎県)すごいですよね。アドバイザーさん増えていますよね。

ーはい。薬剤師も、管理栄養士も多種多様な専門家が複数名ずつおります。 長崎出身の看護師も在籍しており、次回セミナーにも登壇いたします。

長崎県独自の施策がファミワンサービス利用者増に繋がる

ー全世帯向け広報誌「つたえる県ながさき」9月号に、県で行われている妊娠・出産・子育て支援の特集が組まれ、妊活LINEサポート事業も掲載いただきました。「広報誌を見た」とお声も多くお寄せいただいています。

※全世帯向け広報誌「つたえる県ながさき」9月号https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2023/08/1691550130.pdf

ーまた「お米de子育て支援(県産米限定お米券の配布)」など今年度も様々な機会で、妊活LINEサポート事業をご周知くださりありがとうございました。こちらも「お米券で知りました」と非常に多くのお問い合わせをいただきました。

※お米de子育て支援(県産米限定お米券の配布)      https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/hukushi-hoken/kosodateshien-shoshikataisaku/kosodate-shien/618627.html

長崎県)相談件数も増えてよかったです。

自治体からのご協力があってこそファミワンサポートが生きる

ー長崎県様は、保健師の皆様が不妊治療については、専門的な内容になるので専門家へ行った方がいいとファミワンを勧めてくださり、相談者様とお繋ぎいただけることがとても有難いと思います。

長崎県)役割分担だと思いますし、相談に来てくれた人達が、相談してよかったなという風に最終的になってもらいたいので私達も真摯に話をお伺いし、その上で「ここについては」とファミワンさんにお繋ぎしていきたいです。

ー今後も県で力を入れているお取り組みをうまく活用して、県民の皆様に情報を届けていきたいです。

広報物の作成が必要であったり、こういったこと出来ないかなというご希望があれば、いつでもご相談ください。サポートさせていただきます!

長崎県)よろしくお願いします。

―今日はありがとうございました。

自治体
長崎県

住民数
126.6万人

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