取組実績

東京都多摩市

補助金をきっかけに、スピーディーにチャレンジできるTAMA女性センターと連携

多摩市 TAMA女性センター事業担当主査 齋郷様、同 経済観光課 矢野様

ファミワンは東京都主催のスタートアップ社会実装促進事業「PoC Ground Tokyo」の2022年度第1期に採択され、妊活に取り組む方のサポートと周囲の啓発による風土作りに加え、受診の促進や治療の促進まで行う、パーソナルケアサービス」として従業員を対象としたセミナーとファミワンプレミアムプランの提供を2023年3月まで行っていました。
今回は実証事業に参画いただいた多摩市 TAMA女性センター事業担当主査 齋郷様、経済観光課 矢野様にお話を伺いました。

PoC実証事業への参加動機と背景

―今回のPoCグランド東京の実証事業に参加されたきっかけをお聞かせください。

矢野様:PoC実証実験に参加したきっかけは、東京都のスマートシティーに関する補助金の採択を受け、東京都と新しいスマートサービスの地域への導入について、長期的に相談をさせていただいている中で、仲介業者さんよりファミワンさんをご紹介いただきました。時間もそんなに無かったため直近でチャレンジできそうな課としてTAMA女性センターさんを紹介させていただきました。

オンラインではなく、リアル対面式セミナー開催の思いがけない効果

―今回、初めての取り組みが色々とあったかと思うのですが今回、イベント開催であったり本PoC実証事業に参加されて率直なご感想をお聞かせいただけますでしょうか。

齋郷様: TAMA女性センターの目標として、事業者に「ワークライフバランスに関する情報」や「女性活躍に関する情報」を提供する、というものがあるのですが、なかなか事業者とのつながりがなかったり、事業者側のニーズが分からなかったりという課題がありました。そこで今回このようなお話をいただき、「もしかしたら課題をクリアできるかもしれない」と考え、参加させていただきました。

実際にやってみて、事業者がお互いにざっくばらんに話せるような機会を求めているということを感じました。意見交換をする中で共通の課題が見えたりして、「うちの会社だけではないのか」と気づいたり、他の事業者の取り組みにヒントを得たり、非常に有用な時間になったのではないかと思います。こういった取り組みは続けていきたいと感じました。

― 今回、多摩市様のセミナーがリアル(対面形式)で開催できたというところで、もちろんオンライン開催の良さもあると思うのですが、実際に対面で開催したことでオンライン開催と違う点等感じられた部分がありましたらお聞かせください。

齋郷様:今回の目的として「ライフステージに応じた支援の最新情報を提供したい」というものと、もう一つ「事業者間でざっくばらんに話せるような関係づくりができる機会を提供したい」というものがありました。そういう意味では、今回対面式で開催したことで、顔を見ながら気軽に話せる空気が作れたのかなと思います。実際に事業者間でご挨拶されていたので、市が関与しないところでもそういった付き合いが続いていけば嬉しいですね。初対面同士でこういった空気感はオンラインではなかなか作れません。対面式にしてよかったと思います。

地域の企業、スタートアップ企業へのサポートを地道に続けて行きたい

―最後に、先ほど、今回単発で終わらせる訳ではなく今後も、というところで、実際におふたりの中で今後どういったところに取り組んでいきたい、と強く思う部分があればお聞かせ願いたいと思います。

齋郷様: 今回開催してみて、事業者側も悩んでいる、情報を欲しているということが分かりました。そのため、事業者に向けて一方的に情報を発信するのではなく、事業者側がどのような情報を必要としているのかといった基本的な部分の意見交換を草の根的に続けていきたいと思います。

矢野様:テーマは様々ですが、経済観光課としては今まで手をつけていなかった分野ではないかと思っています。今回のコラボレーションは、今、街の中でスタートアップ事業者さんや次の事業を考えている人達とどのような協働ができるか、どのような後押しができるのか、というプロセスそのものが重要なテーマであり先行事例になると思っています。すぐにアプリを導入します、というのはなかなか自治体はできないのですが、それでも自分達が提供できることを考え、対話を重ねることで、関係を築き地域のパートナーの様な形でお話ができるようにしたいと思います。 市外にある事業者さんも色んなコンテンツを持っているので、市内外に目線を向け、長いスパンでつながっていければと思います。

セミナーの意見交換の中で機関誌では拾えない生の声が聞けた。今後も取組を継続したい

齋郷様:多摩市立TAMA女性センターでは、情報誌「たまの女性」というものを年に2回発行していて、その中で「女性活躍に関する市内事業者の取り組み」を紹介しています。そのため、市内の事業者にインタビューに行く機会もあるのですが、今回の意見交換ではそこでは聞けないような「生の声」が聞けたのが、本当に興味深かったです。思わず私も意見交換の場に参加してしまっていました。今後もこういった意見交換の場を作っていきながら、自治体と事業者との情報交換が活性化していったらいいなと思います。本当に面白かったです。

自治体
東京都多摩市

住民数
14.66万

TOPICS

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