導入・提供事例

アッヴィ合同会社

あらゆるジェンダーに関するトピックスに対して「話しやすい環境」の醸成を 〜ERG活動の取り組みから

アッヴィ合同会社 ジェンダーチーム 川合浩史様 亀田梨恵様 江頭駿介様

【インタビューご担当者様】
川合 浩史様 イミュノロジー事業本部所属。ERG gender チームリーダー(2024)

亀田 梨恵様 開発本部所属。 ERG gender メンバー(2024)

江頭 駿介様 医学統括本部所属。 ERG gender  チームリーダー(2024)

【会社紹介】
米国に本社を置く、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品企業で、製造・研究開発拠点としては約20か国、全世界で約5万人の従業員を擁する。(2024年9月時点)

アッヴィの在り方を示す「Our Principal(私たちの約束)」の理念の中に「ダイバーシティーとインクルージョンのために」が含まれており、EEDI(公平・平等・ダイバーシティー&インクルージョン)の推進に取り組んでいる。

本インタビューでは、ジェンダーをテーマに取り組みを進めるジェンダーチームの2023年メンバーであった川合様、江頭様、亀田様にお話を伺いました。


ーはじめに、簡単なご紹介をお願いします。

川合様:弊社には4つのテーマにフォーカスしたERG(Employee Resource Group)があり、私はその中で「性差によらず、働き方、生き方を自ら選択し、成長に貢献し続け、最大のパフォーマンスが発揮できる環境作り」を目指した『Gender』というチームのサブグループリーダーを務めております。
ERG活動は、ベストカンパニーを目指すために、EEDIを新たなレベルに引き上げる重要な活動として位置付けられています。

亀田様:ERG活動で2023年に不妊治療のイベントに携わり手応えを感じた経験から、2024年も継続してERG genderの活動に参加しております。

江頭様:ERGの他チーム(「Generations」:世代間ごとに抱える課題をテーマとしたチーム活動)の所属を経て、昨年よりERG Genderに加入しました。本年は、社員同士が気軽に様々なジェンダーに関するトピックスを話し合える「Gender cafe」の運営に携わっています。

企業サポート実績の豊富なファミワンにサポートを依頼

ーファミワンを導入されたきっかけについて教えていただけますか?

江頭様:育児休暇や男性育休の取得促進などの取り組みは進めていましたが、アンケート結果で不妊治療に関する声が少数ながらも存在していることが分かりました。さらに、2022年には保険適用化も始まり、「不妊治療」に対する関心が高まる中で企業としてこのテーマに取り組む必要性をより強く感じることとなりました。
そして検討の結果、他企業におけるサポート実績の豊富なファミワンさんにご依頼することを決めました。

「気軽に話せる環境を作ること」を目指してセミナーやトークセッションを設計

ーファミワンに期待していたことを教えていただけますでしょうか。

川合様:以前は「もっと話そう!ジェンダーの話」を社内企画として実施した実績がありました。その際は「PMS(月経前症候群)・月経、妊娠・出産時のコミュニケーション」をテーマに開催し、その中で最も重要なこととして同僚・上長・部下と「話すこと」のハードルが下がれば業務パフォーマンスが向上し、Genderチームの目指すべき姿に近づくのではないか?ということを伝えていました。テーマはあくまで一つの切り口であって、目指すところは「気軽に話せる環境を作ること」というERG活動の目的にも通ずると考えました。

2023年は不妊治療をテーマとしましたが、ファミワンさんには「気軽に話せる環境を作ること」の実現に直結するセミナー内容と成果を提供いただいたと思っています。
不妊治療をする社員の実情として、外勤・内勤問わず「突然休まないといけない」という状況があり、そこにはやはり周囲の理解が必要となります。それが話せないということが離職に繋がらないようにしたい、という思いもありました。

江頭様:不妊治療に関する専門的な知識はもちろんですが、周囲がどのようにコミュニケーションをとっていくと良いのか、という企業としてのマネジメントのあり方などに課題意識を持っており、そこを解決したくファミワンさんに期待を寄せていた部分でもありました。

オンラインセミナー『もっと話そう!Genderの話』(2024年のイベント風景)

「もしそういうメンバーがいたらサポートできそう」「アッヴィでは大丈夫」社員からポジティブな声が上がる

ーセミナー開催後の変化や効果がありましたら、教えていただけますでしょうか。

川合様:社員がより話しやすい環境を作り出すことが重要だと考えており、セミナーでは不妊治療をテーマにすることで、従業員が自由に意見を交換できる場を提供しました。

亀田様:社員からは「これまで不妊治療に関する知識がなかったが、理解が深まった」との声が多く寄せられました。さらに「治療に踏み出す勇気を得た」とのコメントもあり、セミナーの効果を実感しました。

他にも「不妊治療との両立は難しそうだと思っていたが、アッヴィでは大丈夫そうだと思えた」という気づきや、「もしそういうメンバーがいたらサポートができそう」「辛い思いをしながら不妊治療をしてきたが、今回のセミナーで報われた気がする」という前向きな声も届きました。

あらゆるジェンダーに関するトピックスに対して「話しやすい環境を醸成すること」を目指す

ー課題と今後の展望についてお聞かせください。

江頭様:不妊治療支援については、ゼロからの取り組みでした。今後は、よりテーマの多様性を持たせて、全社員が不妊治療をはじめとした男女の健康課題についてオープンに話せる環境を目指していきたいと考えています。テーマの多様性を広げること、継続性を持つこと、この2点を掲げて取り組みをより進めてまいります。

繰り返しとなりますが、我々の目的は不妊治療に限らず、あらゆるジェンダーに関するトピックスに対して「話しやすい環境を醸成すること」です。普段からそういったトピックスについてもコミュニケーションを取りやすい風土を作り、社員が自身の健康やライフスタイルについて自由に話せる環境を目指していけたらと思っています。

不妊治療だけでなく、男女の健康課題を幅広くサポート

ーファミワンの良かった点がありましたらお聞かせください。

川合様:臨床経験の豊富な専門家に、自社のニーズに寄り添ったご提案/セミナーの開催をしていただけたことが非常に良かったと考えています。我々が重要視していた双方向のコミュニケーションについても、Gender cafeで実現することができたと考えています。

江頭様:不妊治療という分野はもちろんですが、それ以外のテーマ(月経、更年期など)にも幅広く対応いただけるのがファミワンさんを選んだ理由の一つであり、継続的なサポートをお願いできればと考えています。

我々の活動は、社員が自身のライフステージや健康状態に関わらず、安心して働ける環境を提供するためのものです。継続的な啓発活動と多様なテーマへの対応を通じて、社員が自分らしく働ける企業文化を作り上げたいと考えています。

ー最後に、今後の目標やメッセージがあればお願いします。

川合様:
今後も弊社の「Gender」チームでは、性差によらず、働き方、生き方を自ら選択し、成長に貢献し続け、最大のパフォーマンスが発揮できる環境作りを目指して様々な取り組みを行っていきたいと考えています。また、このような取り組みを社内外でさらに広げ、EEDIをさらに醸成していきたいと思います。

社名
アッヴィ合同会社

業種
医療用医薬品・医療機器の開発、輸入、製造販売

従業員数
1,848人(2023年12月31日時点)

TOPICS

・企業サポート実績の豊富なファミワンにサポートを依頼
・「気軽に話せる環境を作ること」を目指してセミナーやトークセッションを設計
・「もしそういうメンバーがいたらサポートできそう」「アッヴィでは大丈夫」社員からポジティブな声が上がる
・あらゆるジェンダーに関するトピックスに対して「話しやすい環境を醸成すること」を目指す
・不妊治療だけでなく、男女の健康課題を幅広くサポート

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