導入・提供事例

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D&Iの取り組みを活かし、生きた制度作りをしていきたい

2022年1月

現在、三菱地所が進めるプロジェクト「まるのうち保健室」とファミワンが実施している「ファミワン×まるのうち保健室 ウェルネスプログラム」。当プログラムは結婚や、出産などキャリアを歩んでいく中で、ライフステージにおいて働く男女が様々な事柄に対して相互理解できるよう、ヘルスケア・ライフプラン・キャリアといった多岐に渡るテーマのセミナー、個別カウンセリングなどを盛込んだプログラムです。今回は当プログラムに参画しているコンサルティング企業のご担当者様に、お話をお伺いしました。

D&Iの取り組みの1つとして、女性のヘルスケアの理解をさらに深める

今回このプログラムに参画頂いた背景・理由についてお聞かせ下さい

担当者Aさん:私が当社のD&Iの取り組みに参画したのは約1年前ですが、女性活躍推進は重要な経営のKPIに掲げられており、そのための取り組みとして出来ることは何でもやっていこうという強い姿勢がありました。当プログラムも女性をターゲットに行っているという点で、まず積極的に参画したいと興味を持ちました。また、セミナーだけではなくカウンセリングを受けられるということも、参画を決めたポイントの一つです。

実際にどのようなプログラムにご参加いただき、どのような感想をお持ちになりましたか

担当者Aさん:私は「女性の機嫌はホルモンに左右される!? 男性も女性も知っておくべき、女性とホルモンの関係」に参加しました。これまでにも社内で更年期のセミナーを聞く機会があり興味深く感じていましたが、今回のセミナーはより分かりやすく、男性と女性の更年期の違い、発症年齢や症状などについて丁寧に整理されており、理解が深まりました。

男性にもぜひ聞いていただきたい内容だと思いました。男性も更年期が訪れるということを知って欲しいのは勿論のこと、ホルモンバランスで気分や体調が優れない女性社員に対して「こういう声のかけ方をするよりも、こういうふうに聞いてあげて下さいね。」といったアドバイスがあり、「なんとなく知っているけれど具体的にどうしたらいい?」という男性の疑問にも応えられると感じました。

担当者Bさん:私は面白そうなタイトルに惹かれて「クリスマスまであと3カ月!コロナ禍でも理想の相手と出会い、関係を築く戦術とは」のセミナーに参加しました。また、「「生理が重い」「痛くて辛い」…意外な原因と最新のケア方法」というセミナーにも参加しました。

出会い・関係構築のセミナーでは、自分の中にコロナ禍以前の婚活や出会いのイメージがあったのに対し、オンラインの出会いも重要な選択肢であり、そこからどう関係を構築していくかといったノウハウも出来上がっているのだなと、楽しく拝見しました。

生理に関するセミナーでは、D&I活動の中で既に学んできた内容もありましたが、それでも繰り返し聞くことで新たに知識が定着したり、特に気を付けなければいけないことの再発見に繋がることもあったりし、繰り返し聞く大切さを実感できました。

ちなみにアーカイブでも見ることができますので、他のセミナーも是非ご覧いただければと思います。

担当者Aさん:多くの魅力的なコンテンツが事前に展開されており、前もってスケジュール調整できるのでありがたいなと思います。また、予定していても急な業務や会議が入ってしまうこともあり、アーカイブで視聴可能なこともとてもうれしいですね。

健康、介護、子育て、悩んでいるのは自分だけではないことを知ってほしい

従業員の方に、このプログラムを通じて期待すること・学んで欲しいことなどお伺いできますでしょうか。

担当者Aさん:コンサルティングやITなど業界全体的に、従来、どうしても仕事が最優先といった文化・風土があり、このようなプログラムにも積極的に参加することがなかなか難しい環境だったように思います。

セミナーを聞くこともそうですし、健康のために会社を休むことや、子育てや介護、体の悩みといった理由で働く時間に制約を設けることが難しい方が従来は多かったところ、世の中の価値観・考え方や社内のカルチャーも変わっていく中で、少しずつ、自分はこうしたい、これを大切にしたいといった主張がしやすくなっていると感じています。

一方、まだその主張を躊躇する方や、どうしても仕事に追われてしまう方もいらっしゃる中で、他にも自分と同じように悩んだり考えたりしている人がいるということをぜひ皆さんに知っていただきたいなと思っています。

担当者Bさん:上司や同僚に対して、仕事の相談は気軽にできる一方で、女性ならではの不調や、女性に限らず健康面やメンタル面の相談を職場でするのは難しい方もいらっしゃるのではないかと感じています。

とくにコロナ禍で上司や同僚と接する機会が減り、一人で抱え込んでしまいがちな方や、情報収集をする際にどのように確かな情報にアクセスすべきか分からないといった方にこのようなプログラムに参加していただきたいです。

キャッチーなセミナータイトルを見て、「ちょっと気になるから聞いてみようかな」と気軽に聞いていただき、ご自身のケースについてアドバイスが欲しい場合はカウンセリングもぜひ積極的に活用していただきたいですね。

生きた制度作りのためには上層部が理解を深めることが大切

当プログラムを通じて御社の中の制度的に活かせそう、など、気づいた点はありましたでしょうか。

担当者Aさん:制度面では、現在、生理休暇制度はありますが、今後、女性社員の年齢層が上がっていくことも踏まえ、更年期症状を事由とした休暇制度が必要になることも可能性としてあると思います。

不妊治療や卵子凍結に関する制度も拡大してきたところではありますが、そういった特定の理由ではなく、包括的な休暇制度の設定や勤務軽減制度の見直しをしていくべき局面にもさしかかっているかと思います。

一方、制度があっても運用していく風土が根付いていないと、使われない制度になってしまうので、制度を運営する上で必要な新しい仕組みも作っていく必要があるのかなと思っています。まずは、組織内での周知や全体の知識の底上げはとても重要であると認識しており、そのほか、例えば、様々な事由で時間に制約のある方をサポートする方や、制約があっても積極的に価値発揮を目指す方などを含めて制度を作っていくことも重要だと思います。

管理職をこれから担う世代、ダイバーシティに悩む世代に聞いてほしい

最後に、このプログラムにご参加いただく方へメッセージをお願いします。

担当者Aさん:女性の部下を持つ管理職、男性も女性も両方参加いただきたいです。男性の知識を全体的に高めたいのはもちろんですが、セミナーで講師の方が仰っていたように、上位者の立場の女性に生理の辛さや悩みが全くなく、適切な知識を持ちえない場合もあり、無意識に女性の部下に不適切な発言や対応をしてしまうこともあるかもしれないからです。

おそらく、日本の性に関する教育が欧米に比べて不十分なところがあり、特に20代、30代の女性の中には、もっと知っておくべき情報があるのではないかと思います。現在管理職の方だけではなく、将来管理職になる層にも聞いていただきたいと思っています。

また不妊や生理などで悩んでいる方の中で、病院やクリニックで受診する程ではないけれども、気軽に相談できる場所がないとか、自分と同じように悩んでいる方はいるのだろうか、と思っている方がいらしたら、ぜひカウンセリングを利用いただきたいです。

担当者Bさん:価値観が多様に変わっていく環境下で、今の40代・50代の方々の中には、昔ながらの働き方が染みついていて、ダイバーシティ、インクルージョンといった時代の変化に戸惑われている方もいらっしゃるのではないかと思います。

「変わらなければいけないのは分かっているけれども、どう変わって良いかわからない」、「女性の生理休暇制度があるのはわかっているけども、いざ相談されたらどう対応したらいいのだろう」と困っているような方々にも、基礎知識を学んでいただくほか、こういう対応の仕方をすると良い、といったノウハウも得ていただくために、ぜひご参加いただけたらと思っています。

社名
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業種
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従業員数
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TOPICS

・D&Iの取り組みの1つとして、女性のヘルスケアの理解をさらに深める
・健康、介護、子育て、悩んでいるのは自分だけではないことを知ってほしい
・生きた制度作りのためには上層部が理解を深めることが大切
・管理職をこれから担う世代、ダイバーシティに悩む世代に聞いてほしい

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