みなさん、こんにちは。
今回は生理痛についてお話したいと思います。
突然ですが、あなたは生理痛がツライですか?
同じ女性同士でも、生理についてを深く話すことはなかなかないかもしれません。
だから生理痛がツラくても、それが人と比べてひどいのかどうかもわからないし、生理痛ってそういうもの、ツラくて当たり前って思ってしまい、我慢している女性も多いのではないでしょうか。
- 私の生理痛がひどいのは普通のこと?
- 鎮痛剤を飲んで痛みを抑えているけど、病院に行った方がいいのかな?
- 生理痛がひどいと妊娠しにくいのかな・・・?ちょっと心配。
このようなお悩みをお持ちのみなさんへ、今回の記事では生理痛の痛みの原因から対処法までお話していきたいと思います!
酷い生理痛の場合、病名が付くことも?!
みなさん、「月経困難症」という病名をどこかで聞いたことがあるかもしれません。実はあまりに生理痛がひどかった場合、医師から月経困難症と診断される可能性があります。
そして、病名があるということは、それに対する対処法があるということです。
そこで、今回はその対処法をご紹介したいと思います。でもその前に、まずは生理痛の原因について学んでいきましょう。
生理痛の原因物質「プロスタグランジン」
生理痛の原因はなにか?
それはズバリ、プロスタグランジンという痛みや炎症、熱などを引き起こす体内物質です。
このプロスタグランジンが多くの女性を苦しめている生理痛の直接原因であることがわかっています。
女性のカラダは妊娠の準備として、子宮内に血のベッド(子宮内膜)を作ります。妊娠(着床)をすると、それが赤ちゃんへ栄養を送り届ける胎盤となり、着床しなかった子宮内膜は体外に排出されます(生理)。
生理の際、子宮内膜が剥がれるとプロスタグランジンが分泌されます。このプロスタグランジンが分泌されることによって、子宮がギュッと収縮し、それが腹痛、下腹部痛の原因となるのです。
また、分泌されたプロスタグランジンは体内を循環します。それが頭痛や気持ち悪さ、倦怠感を引き起こす原因にもなっています。
つまり、このプロスタグランジンに適切なアプローチができれば、生理痛を和らげることができるかもしれません!
プロスタグランジンの抑え方
プロスタグランジンを抑えるためにはNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)が有効とされています。
NSAIDsはプロスタグランジンの分泌を阻害することができるため、プロスタグランジンが原因となっている生理痛の場合は、このNSAIDsがよく効きます。
NSAIDsは入手しやすい市販薬があります。
- バファリンA(アスピリン)
- イブ(イブプロフェン)
- ノーシン、新セデス(エテンザミド)
- 小児用バファリン(アセトアミノフェン)
どれもドラッグストアでよく見かけるお薬です。生理痛がひどい場合は無理をせず、こういった市販薬を使うのもおすすめです。
NSAIDs以外で生理痛に対処するには?
NSAIDsの他にも生理痛を抑える方法はあります。
例えばピル。ピルの内服によって排卵が抑えられるので、生理周期ごとに生理痛が強まるような女性には、ピルが効果的な場合があります。妊活中でなければ、ピルも選択肢の一つです。
他にもブスコパンや漢方薬など、生理痛を抑えるお薬はいくつかありますので、一度クリニックで診察をしてもらったり、お薬を処方してもらうのもおすすめです。
これらの方法でも生理痛が治らない場合は要注意!
今回は生理痛を抑えるお薬の選び方をご紹介しましたが、これらの対処法でも生理痛が治らない場合は、プロスタグランジンが原因ではなく、婦人科系疾患が生理痛の原因となっている可能性があります。
婦人科系疾患が原因だった場合は妊活に影響してしまう可能性もありますので、ぜひ早めに受診されることをおすすめします。
まとめ
- 生理痛は我慢しなくてもいい!
- 生理痛にはNSAIDsが有効です(市販薬も可)
- 妊活中でなければピルも有効
- 痛みの原因が婦人科系疾患の場合は不妊の原因になっていることもあるので要注意
このように、生理痛は抑えられる可能性があるものです。自分一人だけで痛みに耐えるのではなく、ぜひファミワンやお近くのクリニックへご相談ください。きっとあなたに合った対処法が見つかるはずです。
今回の内容は、ファミワンの妊活ライブ「STOP!生理痛」で看護師さんからお話した内容を一部まとめたものです。動画では、さらに詳しくお話をしていますので、気になる方はぜひ、こちらからご登録ください。