できる限り安く体外受精をするには

体外受精にトライしたいけど、費用が・・・・。とコストが高いことでお悩みの方は多くいらっしゃるかと思います。

今回はできる限り安く体外受精をする方法やコストに関わるポイントをお伝えします。

排卵誘発剤の違い

卵胞を育てる排卵誘発剤の種類にはは飲み薬や注射があります。これらは種類によって金額がまちまちです。
注射1回あたり数千円、飲み薬は1錠数百円の違いがあります。
排卵誘発剤を使用しない自然周期の採卵であればそれだけ費用を抑えることができます。ただ、取れる卵子は1-2個となりますので、いくつか受精卵(胚)を作ろうと思った場合、採卵を何回かしなければならなくなります。
一方で、排卵誘発剤を使用する場合、その分だけ費用は多くなります。つまり、受精卵(胚)の個数あたりどのくらいの費用がかかるのかということを考えて置けると良いですね。
また、自己注射にするか院内注射にするかも費用の面で比較できます。自己注射用のキットは院内注射に比べ割高なことが多いです。ただ、注射のための受診費用や交通費などはかかりません。仕事などを調整する方は数字にしにくいコストがかかっていることもありますね。

どちらがより経済的かはその方のライフスタイルと病院によって異なりますので、ご自分の場合はどうかを考えてみてください。

さらに、院内注射用の針やシリンジで持ち帰りしょうかをすることができる場合もあります。クリニックによって取り決めが異なりますので、確認してみましょう。

麻酔の費用

採卵時使用する麻酔についてです。麻酔の種類は局所麻酔や静脈麻酔があり、それぞれオプションとなっていたり、局所麻酔は料金内であったりします。
静脈麻酔は、点滴から眠たくなる薬剤を注入するため、採卵中は眠っている状態になります。取り扱っているクリニックとそうでないクリニックがあるので確認が必要です。静脈麻酔は数万円のオプションとしているクリニックが多いです。ただ、痛みに不安が強い方や卵胞の数が多い方などは静脈麻酔を使用されることをお勧めします。

移植周期の方法

胚移植の方法は自然周期とホルモン補充周期があります。自然周期はホルモン製剤を多く使用しない方法ですので、ホルモン製剤を多く使用するホルモン補充周期と比較して、薬代がかかりません。その分コストを抑えることができます。ただ、生理周期が安定していない場合や、子宮内膜が厚くなり辛い場合にはホルモン補充周期がお勧めです。

薬の費用

「以前処方された薬が実は余っている・・・」なんてこともよくあると思います。お手持ちの薬は一度クリニックに持参して看護師と確認しましょう。過不足なく処方してもらうことで、余分な費用を支払わずにすみます。また薬の費用についてはクリニックごとに異なりますのでその点も注意してみましょう。基本的には、治療をする医師が処方をする必要がありますので、主治医に処方してもらう必要があります。

オプション

体外受精については様々なオプションがあります。基本全例に取り入れている場合と、オプション対応している場合もありますので、比較してみてください。

助成金

不妊治療の助成金の年収制限がなくなりました。年齢制限と回数制限はありますので、利用できるかどうか自治体に確認しつつ、利用しましょう。

いかがでしょうか。費用が高い体外受精。なかなか質問できないコストについてまとめてみました。参考にされてみてください。

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