漢方ってどうなの?

妊活や治療の一環で、漢方を取り入れてる方も多いですよね。

今回は、そもそも漢方とは?保険適用と自費のものの違いなども含め、実際に漢方を試してみた感想をレポートします。

筆者プロフィール
性別:女性
年齢:35歳
パートナー年齢:36歳
2021年2月より二人目妊活中

漢方を始めた経緯

以前はタイミング法でクリニックに通院していました。特に問題なかったのですが、通い続けるうちに、卵胞が小さいまま排卵してしまったり、内膜も厚くならなくなってしまいました。

次の周期から人工授精にチャレンジ!と必要な検査もしたのですが、なんとなく「今トライしても着床しない気がする」と感じ、通院をお休みすることにしました。また、鍼治療にも通っていたのですが自宅から遠く通いにくかったためこちらもお休みしています。

やめてみて、心身ともに楽になりました!
そして無理せずできる妊活として、以前から興味があった漢方を試すことに。

漢方について

そもそも「漢方」とは、古代中国医学を基本とした鍼灸や食養生なども含めた医学のことで、日本で独自に発展した漢方医学の理論に基づいて処方される医薬品を「漢方薬」と呼ぶそうです。
このコラムで言う漢方とは、漢方薬のことを指します。

漢方薬の原料は「生薬(しょうやく)」と言います。生薬は植物の茎や葉、鉱物や動物のなかで薬効があるとされる一部分を乾燥させたり蒸したりして加工したものです。そんな漢方薬には、「湯剤」「散剤」「丸剤」「エキス剤」といった剤形があります。

  • 湯剤(煎じ薬)
    土瓶等に生薬と水を入れ煮出しだものを服用するもの。
  • 散剤
    生薬を粉末にして混ぜたもの。
  • 丸剤 
    生薬を粉末にしたものに蜂蜜等を加えて丸く固めたもの。
  • エキス剤
    湯剤、散剤、丸剤として服用されていたものからエキスを抽出し、水分を蒸発させ乾燥エキスとして、西洋薬と同様に錠剤、顆粒剤、カプセル剤に加工したもの。これを漢方エキス製剤といいます。

ほかにも、軟膏や錠剤、エキス(濃縮~乾燥)などがあります。

保険適用と自費の漢方薬の違い

漢方薬には保険が適用されるものと自費でしか購入できないものがあります。
エキス製剤では148種類、煎じ薬では240種類ほどが保険適用になっているようです。

保険が適用される漢方薬

主にエキス製剤。
メリット:価格が安い。保管や携帯がしやすく、飲むのも簡単
デメリット:組み合わせや分量は決まっているため、個人に合わせた調合ができない

自費の漢方薬

煎じ薬や原末製剤など多様な種類がある。
メリット:個人の症状に合わせて、生薬の種類や量を調整できる。
デメリット:保険適用の漢方薬に比べて高額。飲むのに手間がかかることもある。

何となく漢方、と言っていましたが奥が深いです!
まだまだ調べれば他にも発見がありそうですね。

漢方を購入!

一人目のとき漢方薬をクリニックでもらっていたのですが、あまり効果を感じなかったため、高額ですが漢方薬局での購入することに。
オンライン相談(診察)ができる漢方薬局にて、濃縮エキスタイプ、丸剤タイプの2種類の漢方を処方してもらいました。

湯剤はシロップのようなとろとろの液体で、朝晩お湯に溶かして飲みます。味は黒糖の味で漢方薬っぽい味はほぼせず、普通においしいです。

丸剤はまん丸の黒い玉!これを朝晩10丸ずつ飲みます。10丸ですが、詰まることなくするっと飲めました。

両方とも食前に飲むので、特に忙しい夕方・夕飯前に飲むのを忘れないようにしています。(忘れた場合は食後でもOKです)

1カ月で体感できた効果

初めてまだ1カ月ですが、最初に感じた効果は美肌効果!
湯剤に血行促進の効果があることと、コラーゲンを主成分とする生薬が入っているそうで、そのおかげのようです。最近、月経前や排卵前に顔に小さな赤い湿疹ができてしまうようになり、化粧品を変えてみてもよくならず地味に悩んでいたので嬉しいです。

あとは、生理2日目の貧血などの症状が重くなりました。

2回目の購入時に相談したところ、漢方薬により血流が促され今まで排出されなかった内膜が出てきたのかな、とのことでした。このような症状は、出る周期にはかなり個人差があるけれどほとんどの人に見られる事だそうで安心しました。

また、最近月経から12日目くらいに排卵していたのが、15日目と遅くなりました。卵胞が育たないうちに排卵しているのでは…と心配していたので良かったのかなと思います。

人の血液は約120日で入れ替わるそうなので、もう少し続けてみたいと思います。

まとめ

今回は漢方薬を始めるにあたり、そもそも漢方とは?保険適用のものと自費のものとの違いについて、調べてみました。

調べた結果から自費で購入、飲んでみた感想や1カ月で体感した効果をお伝えしました。漢方薬に興味がある方の参考になれば嬉しいです。

また新たな変化があればレポートします!

参考サイト

日本臨床漢方医会
https://kampo-ikai.jp/towa/basic8/

EPARKくすりの窓口 お役立ちコンテンツ
https://www.kusurinomadoguchi.com/column/articles/uv7og

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