妊活中におこる、パートナー(男性)とのコミュニケーションのすれ違いは妊活力の低下を招いたり、生活のベースである二人の関係も悪化させてしまうことがあります。
「んもー!一体何を考えているのー?!」
そうなる前に、「パートナー(男性)が何を考えているのか、わからない」という謎の正体を知り、パートナー(男性)との間に起こる余計なストレスを予防しましょう。
異性間でおこる会話のズレの正体は男性と女性の「コミュニケーションに求める目的」の違いから起こることを前回のコラムでお伝えしました。
実はコミュニケーションに求める目的の違い以外にも女性には今ひとつピンとこない男性の思考の特徴がありますので、ご紹介していきたいと思います。
男性脳からひも解く男性思考の特徴3選
男性の思考は問題解決型
こちらは前回のコラムでもお伝えしましたが男性の思考は問題解決型に偏っていることがあります。
試しに、休みの日の朝に
「昨日、〇〇デパートのサイトを見ていたら、こんな素敵なバッグがあったの!」
と聞いてみてください。
女性同士であれば「えっ!どんなの?」と即答だと思いますが、ほとんどのパートナー(男性)は「へぇ~」とか「ふ~ん」とか返答するならまだしも、「聞こえないフリ」をする方もいらっしゃるかもしれません。
これは単に「興味がない」というのではなく、この時のパートナー(男性)の頭の中では一瞬のうちに、
「なに?!デパートのサイト?」→「なんか高そう」→「それもバッグ?」→「デパートの高級なバッグをせがまれる問題が発生!」→「これは聞いたら買わされるなぁ」となり、そこから出てきた返答が「へぇ~」となるわけです。
男性は解決する課題がないと会話が続かない
パートナーと一緒に妊活について考えて欲しいのに、なぜか会話が続かない・・・。
そのような経験がある方も多いのではないでしょうか?
その答えはやはり男性の思考の傾向によるものだと言われています。ではどのようにすれば男性は話すのか?
妊活には意思決定が迫られる節目があります。
例えば、病院にかかるかどうか、排卵誘発剤を始めるかどうか?もしかしたら、人工授精や体外受精を悩む時期があるかもしれません。
そのような時、パートナーと会話が進まず、1人で意思決定を抱え込むのは大きな負担になってしまいます。
先ほども書きましたが、男性は問題解決を得意とする傾向があります。今抱えている意思決定は2人の「問題」だということをパートナー(男性)と共有することが会話を進める秘訣です。
例:病院に行くか悩んで相談をした場合
「今まで2人で妊活を頑張ってきたけど、調べてみたら1年経っても結果が出ない時はやはり問題で、病院に行った方がいいみたいなんだけど・・・どう思う?」
「男性の年齢も妊娠に影響があるみたいだから、一緒にこの問題を解決できるように考えてもらえないかな?」
このように相談をしたい内容に「問題である」という言葉を交えるのもポイントだと思います。
それともう一つポイントとして、突然妊活の話をするとパートナー(男性)は自分が責められているように感じてしまう方もいます。相談をするのは突然ではなく「妊活の相談をしたいんだけど、今度の日曜日の午前中にどう?」など、一度クッションを入れるのも忘れないでくださいね。
男性は黙って自問自答している。
「黙ってちゃわからないよ・・・」
急にパートナーが黙りこむ場面に遭遇したことはありませんか?
大事な話をしている時に限って・・・返答が返ってこない。イライラしてしまいますね。
「あれはどうだっけ」「あっ!そうだそうだ」など独り言のように自問自答して答えを探し出していることはありませんか?
職場で同僚の女性が自問自答している瞬間に遭遇する時がありますが、男性である私からすると話しかけられているのかな?と勘違いをしてしまう、悩みどころの一つです。
女性は考え事を言葉として口に出し、まとめていく傾向にありますが、それを男性の場合は頭の中で自問自答する傾向にあります。
せっかく話し合っているのに急にパートナー(男性)が黙り込んだ時、女性からすると考えづらいと思いますが、パートナー(男性)は一生懸命に頭をフル回転させて答えを見つけ出している最中なのです。
その際は無理に返答を求めずに「今、この人は自問自答しているんだなぁ」とパートナー(男性)の表情の変化を眺めたり、時間を与えてあげる気持ちの余裕があるといいですね。
まとめ
いかがでしょうか?
男性の思考の特徴を知ると「あっ!そういうことか!」と今までのイライラが少しだけスッキリしませんか?
今回のコラムがパートナー(男性)とのコミュニケーションに悩む全ての妊活女子に当てはまるとは言えませんが、知っているとストレスの軽減になる可能性もあるのでぜひ意識してみてくださいね。