女性が健康的なライフスタイルを送る上で欠かせないものの一つにホルモンがあります。
健やかに過ごすためにも必要ですが、妊娠するためにも重要なものになります。
妊活をしていると女性は特にこのホルモンのバランスが乱れていないか気になるところだと思います。
今回は、そんなホルモンのバランスについてお伝えします。
ホルモンのバランスってなに?
女性に大きく関わっているホルモンはエストロゲンとプロゲステロンというホルモンです。このホルモンは月経とも関係があり、ホルモンのバランスが崩れていると排卵が上手く起こりませんし、排卵が上手く起こらないとホルモンのバランスも崩れます。
そして排卵が上手く起こらないということは、妊娠にも大きな影響を与えます。
だからこそ、ホルモンのバランスが整っているということは女性にとって、妊活にとって重要な要素になります。
ホルモンバランスが乱れるのはなぜ?
女性ホルモンの分泌は脳からの指令でコントロールされています。
しかし女性の身体はとても繊細で、ストレスや疲労、不規則な生活習慣などが原因でこの指令が上手く出すことができずホルモンのバランスが乱れてしまうことがあります。
もう一つの原因は年齢です。
若い頃はホルモンがたくさん作られますが、歳を重ねると共に減少していきます。
ホルモンが減少したことによってバランスが乱れ、不調が出やすくなります。
ホルモンバランスが乱れているとどうなる?
バランスが乱れていると生理不順となることが多いです。
生理が数ヶ月来なかったり、極端に短くなったりします。それ以外にも生理の時の経血量が変化することもあります。
このような状況になると、排卵が順調に起こらず、また排卵していても予測が困難になったり、ホルモンが不足することで着床しにくい環境になっている場合があり、不妊の原因となります。
また、めまいやふらつき、動悸といった不調を引き起こすこともあり、自律神経が乱れてしまう場合もあります。
改善するためには
ホルモンのバランスを整える必要があります。
バランスを整え、安定させるためにはまず原因を知る必要があります。
その原因を知るために検査が必要な場合もありますが、ご自身で改善できるものもあります。
まずはストレスや食生活を振り返ってみてください。
気になる点があるようであれば改善するのが理想的です。
例えば食生活で最も重要なのは栄養バランスです。規則正しく1日3回の食事を心がけましょう。
特に女性ホルモンと似た働きを持つ大豆イソフラボンを積極的に摂取するのはオススメです。
しかし、1日3回も摂取する食事を毎回考慮するのは大変です。そのためサプリメントで補うのも方法です。上手く活用してみてください。
次にストレスや睡眠不足です。
ストレスの発散も重要です。ストレスの発散方法を考えるというよりも、ご自身が楽しいと思える事を定期的に取り入れる工夫をしてみてださい。そうする事で、ストレスが過剰に蓄積しない状態に変化してきます。
睡眠不足に関しては、睡眠時間をある程度確保するのが理想的ではありますが、なかなか難しい場合もあると思います。そういった場合には、時短で良質な睡眠がとれる工夫をしてみてください。
ポイントは3つです。
- 起床後はしっかりと朝日を浴びる
- 就寝前に入浴しない
- 軽い運動を行う
睡眠時間の確保のために悩んだりすることで、さらにストレスが増加しては意味がありません。まずは簡単に取り入れることができるものを行ってみてください。
ご自身で改善できたら良いのですが、それだけでは困難で薬でのフォローや治療が必要な場合があります。
特に不妊の原因となっている場合には、検査を行い治療を行うことが必要な場合もあります。
例えば、
- 月経周期が20日以内と短かったり40日以上と長い
- 不正出血があることが多い
- 過去に拒食症や過度なダイエットで月経不順となったことがある
- 初潮が18歳以降だった
などは病院での検査や治療が推奨されます。
まとめ
いかがでしょうか。
ホルモンのバランスは女性が健やかに過ごすためにも、そして妊娠するためにも重要な要素です。
まずはご自分の身体を知るため基礎体温を測定してみてください。
この基礎体温で自分のホルモンバランスを簡単に知ることができ、また病院を受診した場合にも大事な情報となります。
生活習慣の変化やストレスとも関係のあるホルモン。バランスが崩れたままで長期的に放置すると身体の不調だけでなく妊娠しにくい原因となります。
気になる場合はまず病院へ相談してみてください。