いよいよ不妊治療の助成金の申請が開始となりました。
令和2年1月1日の治療終了分から助成金の拡充となっておりましたが、申請の書類をまだ提出できない・・・というもどかしい時期を過ごしていましたね。
ついに!自治体の方でも受付準備ができ、受付開始しているとのことです。よくチェックして、納得のいく形で助成金をもらえるようにしましょう。
今回のファミワンコラムでは助成金のポイントと穴について解説していきますので、自分の場合はどうなのか?どうやって申請すると一番お得なのか。を考える材料になればと思います!
助成条件
・年齢制限
なし
・助成金額
「1回の治療」あたり 30万円(以前に凍結した胚を解凍して胚移植を実施・採卵したが卵が得られない、又は状態のよい卵が得られないため中止は10万円)
・男性不妊治療(精子を精巣又は精巣上体から採取するための手術)を行った場合は、上記に加え、1回につき30万円まで
・助成回数
1子ごとに6回まで(40 歳以上 43 歳未満は3回まで)
→出産または妊娠 12 週以降の死産により、助成回数をリセットすることができます
年齢の区切りはいつか
43歳までということはわかったけれど、お誕生日が移植の日ならいいの?採卵の日ならいいの?という疑問があるかと思います。こちらについては、
「1回の治療」の開始日における妻の年齢が43歳未満であること
※助成を受けた回数が上限に満たない場合でも、妻の年齢が43歳以上で開始した治療は対象外です。
とありますので、採卵周期や移植周期の治療開始日がお誕生日よりも前であれば助成対象となります。
「1回の治療」のカウントは?
「1回の治療」とは、採卵準備のための投薬開始から、体外受精・顕微授精1回に至る治療の過程を指します。また、以前に行った体外受精・顕微授精により作られた受精胚による凍結胚移植も1回とします。
つまり、採卵周期ー凍結胚移植周期であっても、凍結胚移植周期のみであっても1回の治療とカウントされます。助成回数には上限がありますので、どの治療の分を申請するのかをよく考えて申請する必要があります。
例えば凍結胚移植6回であれば、10万円×6回で60万円の助成となります。
採卵周期から胚移植までを6回ですと、30万円×6回で180万円の助成となります。
じゃあたくさん採卵した方がいいのか?と考えるかもしれませんが、必要な胚の個数を考えて採卵をするのか、胚移植をするのか組み合わせていけると良いと思います。
「1回の治療」の終了日とは?
「1回の治療」の終了日とは、妊娠の確認の日(妊娠の有無は問いません。)または医師の判断によりやむを得ず治療を中止した日です。
治療の終了日は基本的に妊娠判定の日となります。妊娠していても妊娠していなくてもこの日となります。
最後に
いかがでしょうか。ご年齢によって受けることのできる助成回数が異なります。その区切りとなるところやポイントを抑えて、納得する形で進めていけるようにしましょう!
プレミアムプランでは助成金のご相談も可能です。個別にご相談されたい方はどうぞご利用ください。