
妊活中の方や妊婦さんにとって、自分の体の状態やスケジュールを把握することはとても重要ですよね。
そのため、妊娠や出産予定日を簡単に計算できる方法と、最終生理・排卵・妊娠予定日が分かる早見表を用意しました。このコラムでは、妊娠週数や出産予定日の計算方法、そして早見表の活用方法についてご紹介します。
妊娠・出産の計算方法
生理不順がない場合、おおまかな計算は最終生理開始日を基準に行うことができます。この日を起点に排卵日や出産予定日を割り出すのが一般的です。
排卵日は最終生理開始日から14日後で、妊娠の可能性が高いタイミングとされています。また、出産予定日は最終生理開始日に280日(約40週)を加えた日付です。
計算を簡単にするコツとして、出産予定日を月単位で考える方法があります。
最終生理開始日の月に9を足すか、3を引き、さらに日付に7を加えることで、出産予定日をざっくりと計算できます。
計算例:
最終生理開始日が12月10日の場合を例にして、出産予定日を計算してみましょう。
「月に+9または-3」と「日付に+7」を使います。
<月の計算>
最終生理の月が12月なので、以下のどちらかを使います。
12+9=21。12を超えた分は翌年に繰り越し、21 - 12 = 9月。
または 12−3=9。9月。
<日の計算>
最終生理の日付が10日なので、10+7=17。
17日が予定日となります。
この結果、おおよその出産予定日は翌年の9月17日になります。
この方法は、月の加減算と日付の単純な足し算を組み合わせるだけなので簡単で便利です。
実際には、妊娠初期の超音波検査で赤ちゃんの身長(おしりから頭までの長さ)を測定して予定日を算出することも多いですが、ご自身で計算できると計画が立てやすくなるかと思います。
妊娠・出産早見表
次に、妊娠・出産早見表をご用意しました。
この早見表では、最終生理開始日を月初めと仮定し、そこから排卵日や出産予定日を計算しています。
パッとみて、妊娠のタイミングや出産の予定日をすぐに把握できるので、妊活中の計画立てや妊娠後のスケジュール管理に役立ててみてくださいね。

排卵日と妊娠しやすいタイミングについて
妊娠の成立は、排卵日を中心に考えることで可能性を高めることができます。
排卵日が生理何日後か
排卵日は通常、最終生理開始日から14日後に訪れるとされています。
ただし、これは28日周期の生理を基準とした一般的な目安です。
もし生理周期が異なる場合は、以下のように調整して考えることができます。
・生理周期が長い場合(例:35日周期):排卵日は最終生理開始日から約21日後。
・生理周期が短い場合(例:25日周期):排卵日は最終生理開始日から約11日後。
※生理不順の場合、これに限らないため、おおよそのタイミングと捉えてください。
妊娠しやすいタイミング
排卵日の前後が最も妊娠しやすいタイミングとされています。
具体的には、排卵日の2~3日前から排卵日当日までが「妊娠可能期間」と呼ばれ、タイミングを取るのに適しています。精子は体内で約3~5日生存できるため、排卵日の前からタイミングを取ることで妊娠の可能性を高めることができます。
妊娠や出産は特別な出来事です。
自分で計算する方法と早見表を併用することで、妊娠の計画やスケジュール管理のイメージがつきやすくなるかと思います。
このコラムが、妊娠や出産を迎えるみなさまにとって少しでもお役に立てば嬉しいです。
[参考リンク]
参考リンク:
働く女性の健康応援サイト 妊娠出産・母性健康管理サポート|厚生労働省
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/pregnancyweeks/