お盆の帰省で気が重いママへ。保育士からの「心の余裕」をつくる過ごし方

お盆になると実家や義実家に帰省するご家庭も多いですよね。普段とは違う環境や人間関係に緊張してしまうお母さんもいるのではないでしょうか。

保育士として感じるのは、「帰省中は何よりもその時間を楽しむ」(気を使ってしまう方はその時間が平和に過ぎることだけを考える)ことが一番大事だと思っています。

今日は保育士として保護者の方から帰省前によくいただくご相談の中から、代表的な3つをご紹介し、その考え方をお伝えできればと思います。

生活リズムについて

「移動が長くて睡眠時間がずれてしまうかも」
「実家に帰るとついつい夜更かしになってしまう」

数日程度であれば、生活リズムのずれは挽回できると感じます。

それよりも「こうしなければならない」という緊張感の方がお子さんにもお母さんにもストレスになってしまうことが考えられます。

「いつもより少しだけ!」を合言葉に、多少の入眠や睡時間のずれは多めに見ても大丈夫だと思います。

トイレトレーニング中の帰省

「おむつにしたいけど、せっかくパンツもがんばっているのに」

どうしても移動時間が長いと「トイレに行きたい」というお子さんの声にすぐ答えられなかったり、トイレを探すのが一苦労だったりしますよね。せっかくの楽しい時間もイライラしてしまうとお母さんもお子さんも気持ちが冷えてしまいます。

帰省中に限っては、トレーニング中の場合は一時的におむつに戻してあげても特に問題はないと思っています。

もしもおむつを履くのを嫌がるお子さんがいたら、おむつの上からパンツを履かせたり、その時だけ違う柄のおむつにしてあげたりすると、気持ちが切り替わりやすくなることもあります。

移動の時だけでもこうした配慮があると、車や公共機関の乗り物を汚してしまう心配もなく安心もできるかと思います。

あくまでも無理なく試していただきたいです。

休憩タイムを意識する

「移動時あきてしまうのが心配です…」

帰省中は移動の場合ずっと同じ体勢でいることに疲れてしまったり、機嫌が悪くなってしまったりすることも予測されます。

少しだけ足を延ばす時間をつくったり、マッサージごっこをしてみたり

この時だけ、新しいおもちゃを出してみる(百均などで購入できるものでも興味をもちます)

など、少しの変化でも気持ちが落ち着くこともあります。

移動時に限ってはおかしの量が増えてもいいと思います。

遠足や散歩時だけでなく、保育の中でもおやつタイムがあると子どもたちはとっても喜びます。

どうしても気になる方はチョコレートや飴などを避けて、うがいなどができるように対応すると、虫歯の心配も防げるかと思います。

また、義実家ではいつも食べてないものをあげてしまう、、、などの相談もありました。

お母さんも義理の家族には気をつかってしまうと思うので、お子さんとも事前に、「今日は特別」「ここに来たら食べられるもの」として約束しておいてもいいかもしれません。

私も当初はすごく気にしていましたが、それに疲れてしまい、こうやって考えるようになったら気持ちがすごく楽になりました(笑)

最後に

帰省は、家族にとって特別なイベントですよね。

気を使ってしまうお母さんはなお、少しでも気持ちが落ち着く時間があってほしいです。

「しつけ」「約束」「習慣」とうものは少しお休みして、「心地よく過ごす」ということを優先していただきたいなと感じます。

多少のゆるさも含めて、お子さんにもお母さんにとっても、楽しく充実した時間になっていただきたいと保育士として思います。

最後までお読みいただきありがとございました。

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