周りの妊娠・出産・子育ての話題が気になる

同僚に妊婦さんがいると辛い気持ちになる。

頻繁に子育ての話題になるのが苦しい。

そんな想いを抱えているけれど、どうすればいいかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

妊活していることを職場に伝えるメリット

職場のメンバーを変えたり、自然と生まれる話題に対して「そんな話はしないで!」と抗議するわけにもいきませんよね。ですが、あなたが妊活をがんばっていることを知っている味方が1人いるだけでも、あなたの精神的なサポートになるかもしれません。

実際に、仲の良い同僚に妊活のことを話したらこんなふうに助けられたという例があります。

  • 「妊婦さんを見るとどうしようもなく辛くなるんだよね」という気持ちを聞いてくれた。
  • 出産した同僚の赤ちゃんの写真がメッセージアプリで全員に送られないよう、上司がさり気なく配慮してくれた。
  • 職場で子育ての話題になったとき、自然と話題を変えてくれた。

妊活していることを職場に伝えるメリットは、受診するための勤務調整や、職場の支援制度を利用することだけではありません。あなたが孤独に妊活をがんばらなくていいよう、味方を増やすこともできます。

時には「戦略的撤退」も

職場の人間関係や雰囲気によっては、妊活していることをどうしても打ち明けづらい場合がありますよね。そんなときは、「戦略的撤退」をしましょう。

  • 妊娠や子育ての話題になったら、そっとトイレに立つ。
  • 赤ちゃんの写真が送られてくる職場のSNSグループは通知をオフにする。

周囲の人に合わせて会話をするのもコミュニケーションスキルとして重要ですが、大切な自分自身の心を守るために、時にはあえて「撤退」するのだって大切なスキルなのです。

「いつまで続く?」と聞かれたら

職場に妊活中であることを相談して、「できることは協力するね。ところで、妊活っていつまで続くの?」と聞かれてしまった経験を持つ人もいます。

妊活がいつまで続くのか、いちばん知りたいのはあなた自身ですよね。妊活について詳しくない方からすれば、期間の見通しがあれば協力しやすいから、良かれと思って質問したくなってしまうのでしょう。

こればかりは誰にも分らないことですから、正直に「わかりません」と返して良いことです。このような質問をする意図を確認してみても良いでしょう。「いつまで続くかはわからないのですが、なにか期間に関係する問題が起きているのでしょうか?」など、質問してみましょう。

また、このように相手に悪気はなくても当事者にとって傷付く発言というのはありますよね。傷付いたとき、反射的に良い返しをするのは至難の業です。その場は笑ってごまかす、「主治医に聞いてみます」と回答を先送りにするなども、あなたの心を守るために大切なスキル「戦略的撤退」ですよ。

もしもあなたに対して「いつまで続くかわからないんじゃ困っちゃうよ…」など否定的な反応をされた場合、これはプレ・マタニティハラスメントにあたる可能性があります。我慢せず、しかるべき人や窓口に相談しましょう。

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