不妊症看護認定看護師 西岡です。
患者さんからこんな質問をいただくことがあります。
「漢方って飲んだほうがいいんですか?」
今日はこちらにお答えしようと思います。
企業様のセミナーの中でお伝えしている内容に「妊活リテラシー」というもの
があります。
ヘルスリテラシーとは
「リテラシー」とは「社会に参加し、自らの目標を達成し、自らの知識と潜在能力を発展させるた めに、書かれたテキストを理解し、評価し、利用し、これに取り組む能力」と されています
また、医療には「ヘルスリテラシー 」という言葉があり、 「健康情報を入手し、理解し、評価し、活用するための知識、意欲、能力であ り、それによって、日常生活におけるヘルスケア、疾病予防、ヘルスプロモー ションについて判断したり意思決定をしたりして、生涯を通じて生活の質を維 持・向上させることができるもの」とされています。
「ヘルスリテラシー」は「健康を決める力」とも言われています。
妊活においてもヘルスリテラシーが重要となります。
私どもではこれを「妊活リテラシー」と呼んでいて、言うなれば「妊活を決める力」ともなります。
これを身につけることが妊活を進める上でのポイントです。
漢方を取り入れた方が良いのか?
「漢方って飲んだほうがいいんですか?」という質問に戻って考えてみます。
まず情報を入手しましょう。
漢方薬を取り入れるには月にいくらくらいかかりそうでしょうか。
漢方薬の効果はどうでしょうか。
例えば「月に5万円程度、効果はまず3ヶ月内服してからじんわりと出てくる」という情報が得られたとしましょう。
ではこれを評価してみます。
費用の負担感はどうでしょう。
効果はどうでしょう。
「月に5万円は高いな」「月に5万円くらいならなんとか払えるかな」「じんわり効いて体質改善されるといいな」「即効性がないのは困るな」など
お一人お一人によって違うのではないでしょうか。
期待する効果はどうでしょう。
西洋医学と併用するのか、漢方のみにするのかでも大きく変わってきますね。
では活用してみるとしましょう。
これまでのことを踏まえていろんな選択肢がありますね。
- 「まずは漢方薬局に行ってみよう」
- 「それなら漢方薬は取り入れず病院に行って医療を受けよう」
- 「医療と漢方薬を併用しよう」
- 「漢方薬は取り入れず自分たちでの妊活を続けよう」
- 「何か他のものを探そう」
などあるのではないでしょうか。
漢方薬の一般的な効果は例にあげた通りですが、それを知った上で取り入れる
かどうかはご本人が決めることです。
あなたならどうされますか?
まとめ
妊活は、正しい情報や知識を得ることから始まります。
その情報のエビデンス(根拠)はどの程度あるのか。インターネットではなかなかそこまで判断することが難しいかもしれません。
そんな時はファミワンの自由相談を利用されることも一つです。
いつでも相談に乗らせていただきます。どうぞご利用ください。