先日「改めて考える、私とパートナーの今後のプラン」というテーマでオンラインイベントを実施しました。
イベントでは登壇者のメッセージに参加者からのコメントやリアルな質問が寄せられ、そのコメントや質問に登壇者も応えていく、充実した時間となりました!
アーカイブ配信決定!
多くの方からたくさんのリクエストを頂き、イベントのアーカイブ動画を配信することに致しました。
こちらのリンクからご視聴頂けます。開催報告では書ききれない程内容が盛りだくさんですのでぜひご覧ください。
登壇者紹介
★高橋奈緒子、利明夫妻★
高橋奈緒子:第一子育休中に仲間と船橋ワーキングマザーの会を立ち上げ、2012年より代表。毎月オンラインイベント開催中!下の子が小2で学校に行かなくなったことをきっかけに約20年勤めた学校法人を退職し、ベンチャー企業へ転職。産業カウンセラー、国家資格キャリアコンサルタント。ヤギを飼ってのんびり庭づくりをするのが夢。
高橋利明:千葉県生まれ千葉県育ち、野球好き。二人の息子はサッカー少年。妻が運営するワーママ会の付き添いパパ達とともに2016年船橋パパ会を立ち上げる。現在は高齢者介護施設長及び福祉人材教育に従事しつつ、地域活動に幅広く邁進中。社会福祉士、介護福祉士、船橋市PTA連合副会長、船橋市男女共同参画推進委員、船橋市社会教育委員、サッカー4級審判員
★栗林真由美★
IT事業会社勤務の会社員ワーママ。
2014年2月に第一子を出産。育休中にプロジェクトや、育休プチMBA勉強会の立ち上げに携わる。2018年2月に第二子を出産後、同年8月に「なんとなく育休をなくしたい」という想いのもと、育休コミュニティ『MIRAIS』を立ち上げ、現在代表として従事。2021年より3ヶ月で子どもがいるからこそ理想のキャリアを築くワーママ向けアカデミーを主宰。延べ80名が参加。
★戸田さやか★
株式会社ファミワン 公認心理師、臨床心理士、生殖心理カウンセラー、がん・生殖医療専門心理士、ブリーフセラピスト・シニア。性や生殖補助医療の専門知識を用いながら、カップル・家族の心理支援をおこなっている。ファミワンではカウンセリングやアドバイス業務をはじめとしたユーザー対応、サービス設計を担当。また、企業や自治体向けのセミナーやイベントに数多く登壇している。
★モデレーター 加藤優子★
会社員 兼 ベリーダンサー
業務では「働き方」に関するソリューション提案を行いつつ、女性特有の課題に向き合うため、有志メンバーと女性活躍推進チームを結成し、日々活動を行う。
イベント趣旨
『結婚・出産など人生の大きなライフイベントを考えるにあたり、今後のキャリアとのバランスについて不安に感じることはありませんか?』
『そもそもご自身のライフプランやキャリアプランについてパートナーと対話したことはありますか?』
妊娠出産などのライフイベントにおいて、また普段のパートナーとの生活においても、お互いが大切にしている価値観を知ることは重要であると考えています。とはいえ、普段の生活の忙しさや気恥ずかしさで、ゆっくり時間をとってパートナーと将来について話し合ったり、自分の価値観を整理したりすることは難しいかもしれません。
そこで、パートナーとのコミュニケーションや、妊娠出産の大きなライフイベントとキャリアのバランスに漠然とした不安を感じる方に向けて、株式会社ファミワンのプロボノ*チームによる、先輩ママパパ、専門家を招いた対談イベントを開催しました。
[*]プロボノとは職業上のスキルや経験を活かして取り組む社会貢献活動
イベント概要
先輩ママパパとして、船橋市でワーキングマザーの会、パパの会を立ち上げた高橋奈緒子さん、利明さんご夫妻と、育休プチMBA勉強会を立ち上げ、育休コミュニティ『MIRAIS』の代表である栗林真由美さんにご登壇いただきました(登壇者紹介は下部参照)。
妻、夫、それぞれの立場からパートナーとのコミュニケーションについて先輩ママ・パパのリアルなご経験談やライフイベントにおけるキャリア上のご経験やキャリアに向き合ううえでのお考えをお話しいただきました。
また、専門家の立場から、ファミワンにてカップル・家族の心理支援を行っている戸田さやかも登壇し、先輩ママパパのご経験と多くの方の心理支援を行った専門家の知見を交えて、「ライフプラン」、「キャリアプラン」、「妊活」、「夫婦間コミュニケーション」の様々なテーマの対談イベントとなりました。
イベントではこんなお話しが出ました!
- 妊活について。不妊治療の種類や費用、さらにパートナーとの心のすれ違いに関する具体例。
- ライフイベントとキャリアの両立を考えた際に実際不安に思ったポイント。なぜ不安に感じたのか。どう乗り越えたのか。
- 想定外のことは往々にして起こるもの。価値観が変わることもある。このような想定外の出来事に対してどのように向き合ったか。
- パートナーとのコミュニケーションで工夫していること。工夫はしてもパートナーにイラっとしてしまったこと。重要な話を切り出す時のアイデア。
- 育休明けは記憶がないくらい、女性にとっては踏ん張りどころ。仕事と生活をうまく両立させるために必要なこと。
- パートナーだけではなく、周囲のステークホルダーとのコミュニケーションの取り方。
- 会社側としてどのようにマネジメントすべきか。などなど・・
「選択に悩んだとき、時間軸で考えて ”今大事なこと” を優先して考えたら決断できた。」
「想定外のことやアンコントローラブルなことが生じるため、自分らしくいられること、自分が望むことを尊重して、自分を持つことが活きてくる。」
「日々アンテナを張って相手の興味を知っていることで相手とのコミュニケーションの取り方を工夫できる。」
「お互いの向いている方向はすり合わせができていて、そのベースが形成されてからはコミュニケーションが円滑になって理解がしやすくなった。」
「自分から会社との間に壁を作ってしまって、会社とコミュニケーションをとらないと自身の意向にそぐわない結果になる。自分のことや業務をオープンにして周囲に知ってもらうことが周囲の協力を得ることにつながる。」
といったコメントに参加者の共感が集まりました!
参加者から好評をいただきました!
「普段関心を持っていなかったお話も知ることができました」
「個人のキャリアを考えるセミナーはあるが、パートナーと考えるのは珍しい。また、パートナーと考えることは必要なことであり、貴重なことだと思う」
「パネリストの方々それぞれのご発言がとても参考になり、自分の生活・行動にも活かせる気づきを得られた」
「キャリアと出産のタイミングに悩んでいた10年前にぜひ受講したいと思うとても有意義なイベントでした。」
など多くの参加者から、日頃のパートナーとの向き合い方、自分自身の行動を振り返るきっかけとなったとコメントいただきました!他のアンケート結果からも参加者の好評をいただきました。
Q:あなたは、自分のキャリア上の悩みについて、自己認識を深めることができましたか?
7割の方が自身のキャリア上の悩みについて自己認識を深めることができたと回答!
Q:あなたは、パートナーのキャリア上の悩みに関する認識を深めることができましたか?
5割の方がパートナーのキャリア上の悩みに関する認識を深めることができたと回答!
Q:あなたは、パートナーと、お互いのキャリアの悩みについて、「会話を増やす」「会話の内容を変える」など接し方の見直しを考えるきっかけになりましたか?
9割の方がパートナーとの接し方の見直しを考えるきっかけになったと回答!
プロボノメンバーからのメッセージ
妊娠できるかな・・・
仕事を疎かにせず、キャリアを継続していけるかな・・・
パートナーはどう考えているのかな・・・
不妊治療が必要にならなかったとしても、妊娠・出産を前にして、別のことに思いを巡らすことになると、人生におけるビックイベントで心身ともに負担がかかっているにもかかわらず、それ以外のことに負担を強いられてしまいます。
そのような中で、隣にいるパートナーと支えあうことができなかったら、どれだけ辛いでしょうか。
私たちプロボノチームは、妊活を前にして、キャリアやパートナーとのコミュニケーションとの向き合い方を考えていけるきっかけになればとの想いで、今回のイベントを企画しました。
今回ご登壇いただきました高橋ご夫妻、栗林さんはパートナーと協力しながら、ライフイベントやキャリアを築いてきた方々です。それぞれ異なる環境で様々な考え方が形成されていることからも、画一的にすべてのパートナー間に通じる考え方があるのか定かではありません。だからこそ、私たちは日々お互いを支え合うパートナーどおしで互いの理解を深めあえるような関係構築が重要と考えています。
今回のイベントの参加者のみなさんからは、登壇者のみなさんから発信されたメッセージから気づきや共感があったと感想をいただき、企画者としてとても嬉しい限りです。より多くの方にこのイベントが届いてほしく、アーカイブ配信をいたします。ご参考になれば幸いです。