排卵の時期が近くになり、この日に人工授精をしましょう!と日程が決まった方。
今回は、人工授精の注意事項や受診後の過ごし方についてお伝えできればと思います。
人工授精前の準備
- おかかり先の病院から事前に鼻スプレーなどの指示が出ている場合は、忘れないように時間通り行いましょう。
- 同意書や住民票など、必要な書類がそろっているか確認し、当日忘れないようにしましょう。
- 人工授精日までの男性の禁欲期間を主治医に確認し、指示通り禁欲期間を守ってください。
人工授精当日の流れ
書類関係、夫の検体(精子)の忘れ物はないですか?
精子は、採精から約2時間以内に病院に提出するようにしましょう。
人工授精は、提出後の精子を洗浄し濃度や運動率が高いものを集める処理をします
処理が終わるまでは約1時間かかります。
処理が終わったら、診察で精液所見の確認をしてください
問題がなければ人工授精にすすみます。
人工授精は、診察台の上で行います
膣鏡という器具で子宮口を確認し、柔らかいチューブを子宮内に挿入します。挿入後、精子を注入し、終了です。ものの数分で終わるので、なるべくリラックスした気持ちでいてください。
病院によっては、診察台で数分安静時間を設けることもあります。
病院によっては、注射やお薬のお渡しがあります
お薬は指示通り内服してください。
人工授精後に注意すること
- 人工授精後は特に安静にしていただく必要はありません。いつも通りの過ごし方でよいでしょう。
- 病院から抗生剤やホルモン剤などのお薬が処方された場合は、しっかりと内服してください。
- 受診後、腹痛、38度以上の熱など、何か気になることがあったらすぐにおかかり先にご連絡するようにしてください。
- 人工授精から2~3週間、生理予定日を数日過ぎても生理が来なければ妊娠の可能性が高いため、妊娠検査薬で確認されるか、おかかり先を受診しましょう。
- 食事や運動などの制限は特にありませんが、「妊娠の可能性がある時期」になるため、普段飲んでいる薬を確認し、レントゲンなどは避けるようにしましょう。
- 葉酸やビタミンDのサプリメント類に関しては、引き続き内服を継続してください。
まとめ
人工授精って痛いのだろうか?妊娠できるだろうか?特にはじめての場合は不安が大きいと思います。
何か心配なことがありましたら、おかかり先の医師や看護師、ファミワンにお気軽にご相談ください。