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今回は反復着床不全検査についてです。

反復着床不全ってなに?という方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、反復着床不全について検査方法や治療をお伝えします。

反復着床不全って何?

良好な胚を4個以上かつ3回以上移植しても妊娠しない場合を反復着床不全と言います。

原因は?

以下の3つのがあると考えられています。

  • 受精卵側の問題
  • 子宮内の環境の問題
  • 受精卵を受け入れる免疫の問題
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反復着床不全の検査方法は?

それぞれの問題に対して可能な検査があります。

受精卵の問題

これにできる検査はPGT-Aと呼ばれる着床前染色体異数性検査になります。

これは移植する前の胚の一部を採取し、染色体数に異常がないかを調べる検査になります。間違えてはいけないのは、この検査で全てが明らかになるわけではないので、検査して問題なかった胚を移植しても着床しなかったり、流産することもあります。

現在この検査は全ての方に行えるものではなく、条件に当てはまる方のみとなっています。また、検査ができる病院も限られていて、検査可能な登録施設でのみ実施できます。

子宮内環境の問題

妊娠する場所の子宮はこれまで無菌だと思われてきました。しかし実際にはそうではなく、子宮内の菌の割合が着床に影響していることがわかってきました。

これらの検査にはいくつかの種類があります。

・慢性子宮内膜炎

子宮内の菌の状態を調べる検査です。反復着床不全の方の約30%に慢性子宮内膜炎があると報告されています。自覚症状はありません。
病院により異なりますが、BCE検査やALICEで調べることが可能です。

・EMMA

子宮内のラクトバチルスという善玉菌の割合を調べる検査です。
病院により異なりますが、BCE検査やALICEで調べることが可能です。
必要な菌で、子宮内に善玉菌がきちんとあるかどうかを確認するものです。

・ERA

ご自身の着床のタイミングと移植のタイミングが合っているのかを確認する検査です。
このERAはEMMAやALICEと同時に行うことが可能で、全て内膜の組織を一部採取して行う検査になります。

・子宮鏡

細いカメラを子宮の中に入れて、直接子宮内を確認する検査です。
子宮内の炎症や超音波では確認できない小さいポリープの有無を確認します。

免疫の問題

これは血液検査で行うことができる検査です。

・Th1/Th2比

本来、女性の体は受精卵を受け入れることができるのですが、何らかの理由で受精卵に対して攻撃してしまうことがあります。これでは着床することができませんし、着床しても流産しやすくなってしまいます。

そこで、受精卵に対して攻撃しやすい状況や、受精卵を受け入れにくい状況になっていないかを調べる検査です。

・ビタミンD

ビタミンDの不足は免疫に関与し、妊娠率の低下や流産率の上昇にも関しているという報告があります。

反復着床不全の治療法は?

それぞれの問題に対して、対策を行います。

例えば、慢性子宮内膜炎で異常があった場合には、抗生剤の服用を行います。
また、善玉菌が不足していた場合には、ラクトフローラを飲み薬や膣坐薬で補います。
移植するタイミングが違っていた場合は、結果に応じてタイミングを合わせます。
子宮鏡で問題があった場合には必要に応じて抗生剤の服用や、処置を行います。
免疫のバランスが崩れていた場合には、バランスを整えるための薬を服用します。
ビタミンDが不足していた場合にはサプリメントの摂取をお勧めします。

まとめ

移植を繰り返し行っているのに、なかなか着床しないと「何が原因なの?」「どうして?」と疑問や不安が大きくなり、体だけではなく、心にも大きなダメージを負ってしまうことにも。

反復着床不全の原因は受精卵因子・子宮因子・免疫因子と多岐にわたります。

そのため様々な検査がありますが、ご自身にはどの検査が必要なのか、どのタイミングで行うのが良いのかはこれまでの経過から担当医とご相談いただくと良いですね。

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