今回は妊活・不妊治療中の防災についてのお話です。
最近また地震が発生していますね。いつ来るかわからない未曾有の災害。緊急時にどう備えるか、どう動いたらよいかを確認しておくことは重要です。
生理用品の使用期限
みなさん防災グッズはどんなものを揃えていますか?いつ来るかわからない災害、備えが重要です。
必要なグッズはたくさんありますが、今日は生理用品についてお伝えしたいと思います。
生理用品の使用期限は3年が推奨されています。3年経つと直ちに使えなくなるということではないようですが、清潔に吸収する生理用品としての使用は3年を目処に考えた方が良さそうです。
防災バックには生理用品を、そして1年に一度新しいものに交換しておくと安心ですね。
*花王HPより https://www.kao.com/jp/qa/detail/16459/
*人と防災未来センター https://www.dri.ne.jp/wp/wp-content/uploads/bousai_goods.pdf
不妊治療の周期に災害にあったら
「今周期体外受精の予定なのに、災害にあってしまった。」
「明日採卵だけれども、交通機関がストップしていて行けない。」
こんなこともあるかもしれません。実際に東日本大震災の日はその後しばらくは大きく混乱したことを覚えています。
そんな時は、
- まずは身の安全
- 電話がつながりそうであれば、病院に指示を確認
- 薬が切れてしまっても、慌てずに医師の指示をあおぐ
これらが重要です。
まずは身の安全が大切です。もちろん採卵に向けて、移植に向けてこれまで取り組んできたことを諦めることは悔やまれますが、身の安全を確認してから確認をしてください。
自己判断はなるべく避け、医師の指示を確認してください。電話がつながりそうでしたら、病院に電話で指示を確認できると安心です。それまでは落ち着いて身の安全を確保しましょう。
薬が切れてしまったり、電話が繋がらなかったり、自己判断を余儀なくされることもありますね。そんな時は慌てずに、落ち着いて病院に連絡ができるまではそのまま待ちましょう。
もし、排卵誘発剤を使用しているときには卵胞が複数育っていることがあります。その状態で性交渉を持つと多胎妊娠になる可能性があり。母体にリスクがあります。排卵誘発剤を使用されている方は、医師の指示が確認できない状態で性交渉を持つことは避けておいた方が良いです。
体外受精の周期で、「せっかく卵を育てたのに、採卵できないならタイミングを取りたい」という場合、多胎妊娠のリスクから母体にも赤ちゃんにも影響が出る可能性があります。複数個卵胞が育っている可能性があるときには避妊をすることも安全な妊活の一つと言えます。
いかがでしょうか。今回はいつもと違った切り口でのお話でした。
皆さまの生活に何か役立てることができたらと思います。