助成金内で体外受精ができる方法

不妊治療の助成金についての拡充が行われました。

問い合わせ先は住民票のある各自治体となります。例に東京都保健福祉局のサイトはこちらです。

こちらの助成金、1回の治療あたり30万円の助成を受けることができます。

「この助成金の範囲内で体外受精ができたら・・・」と考える方も少なくないのではないでしょうか。

体外受精にかかる費用は個人差やクリニック差があります。その違いの一つとして使用する排卵誘発剤の量の違いがあります。

自然周期、低刺激、高刺激、などの言葉は使用する排卵誘発剤の量の違いを意味します。

体外受精の種類、違い

自然周期とは排卵誘発剤を使用しない体外受精の方法で、採卵できる卵子は1-2個となります。

低刺激とは排卵誘発剤を少量(内服薬のみなど)使用する体外受精の方法で、採卵できる卵子は1-4個程度となります。

中・高刺激は排卵誘発剤を多く使用する体外受精の方法で、採卵できる卵子は20個以上に及ぶこともあります。

助成金内でできる体外受精は?

助成金内でできる体外受精は刺激の少ない刺激になります。自然周期の採卵では排卵誘発剤を使用しない分費用を抑えることができますので、助成金内(30万円)でトライすることができる場合があります。

クリニックによっては助成金プランとしてで体外受精にトライしようか迷われている方の背中を押すようにしているところもあります。

助成金内で体外受精をするメリットとデメリット

助成金内での体外受精となると自然周期の採卵となります。このメリットは費用の負担が少ないことがありますね。ただ、デメリットとしては採卵できる卵子の個数が少なくなってしまうことです。

助成金内に費用負担を抑えることのみを考えて、中刺激や高刺激の排卵誘発剤を使用しないことは自分にとってどうなのかを一度考えておく必要があると思います。

・一度の採卵でにある程度の卵子を回収したい。
・可能な限り費用を減らしたい。
・医師と相談して最も妊娠率の高いと考えられる方法にしたい。

など
その方によって優先したいことは異なります。自分たちはどういった方法で体外受精を進めていくことが望ましいのか考えながら妊活プランを立てていきましょう。

費用の負担が大きくて体外受精をすることを迷われていた方はこの助成金を上手に利用することができると良いですね。

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