妊活に臨まれる方へ

「不妊治療は100%の結果を保証できない」

不妊症看護認定看護師の西岡です。
今回は妊活に臨まれるすべての方に、一番はじめにお伝えしたいことについてです。ぜひお読みくださいね。

妊活に臨まれる、すべての方へ
すでに妊活中のかた、これから始めようという方、お一人お一人背景は異なるかと思います。でも知っておいていただきたいことがあります。
それは「不妊治療は100%の結果を保証できない」ということです。

後悔しないための妊活とは

妊娠する方も、すぐに妊娠できる方ばかりではありません。「あの時こうしていれば」「もっと早く受診していれば」「もっと自分たちの希望を伝えていれば」などと考える方もいます。
そんな思いをしないために、後悔しないために「自分たち(2人)できめる」ことが大切です。

妊活における正解とは

妊活・不妊治療は「自分たち(2人)できめる」ことの連続です。不妊検査を受けるかどうか、体外受精をするかどうか等、なにをするか、どこまでするかなど、決めることがたくさんあります。妊活・不妊治療は「あれも正しい」「これも正しい」どのような決定も間違いはありません。自分たちにとって、これが最適であると考えるものが正解なのです。
年齢に伴い、妊娠する力は低下していきます。そう考えると、常に今が、妊娠する力が一番高い時なのです。
この大切な今、どのような妊活に取り組むか、それを決めることの重要性をおわかりいただけたでしょうか。

「決める」ための7つのコツ

  1. 決めることに必要な問題をあげる
  2. 可能性のあるすべての選択肢を考えてみる
  3. 選択肢を選ぶ基準を決める
  4. 選択肢を選んだ結果を想像してみる
  5. 必要な情報を得る
  6. 決めることへのサポートを受ける
  7. きめることでモヤモヤがあれば解決する

決めるときには
直感的に決める、衝動的に決める、運命的に決める、誰かの言う通りに決める、などという方法があります。
しかし、しっかりと理解し、感情だけでなく一つひとつ確認し、後から見返すことがあったとき、これが最適だったと思えることが重要なのです。
ファミワンのサービスは、お2人が自分たちで最適であると思うことを決め、後悔なく妊活を進めていただけるように「自分たちらしい妊活」を大切にしながら、「決めること」をサポートします。

2人で決めること

不妊治療の対象は誰なのでしょうか。
病院に行く機会は女性の方が多いですが、望んでいるのは2人の子ども、2人の人生です。妊活も不妊治療もお2人の気持ちを合わせていかなければなりません。これは前提条件となります。

なぜ子どもがほしいのか、いつほしいのか、何人ほしいのか、不妊治療をするのか、検査だけか、できることは全てしてみるのか、これらをよく2人で話し合っておく必要があります。それぞれ思っていることが違うというのはよくあります。女性側が「絶対にほしい」と思っていても、男性側は「パートナーと2人で充分幸せ」「治療までしなくても」と思っていたり、逆に男性側が強く望んでいても、女性側が「仕事を頑張りたいから今じゃない」と思っている状況もあります。2人の気持ちを合わせておかないと、関係がギクシャクしてしまう原因にもなります。

妊娠を考えたら、まずはパートナーと「どうして子どもがほしいのか」についてよく話し合ってみてください。そして二人らしい妊活・不妊治療をすすめていただきたいと願っています。

企業担当者の方へ

ファミワンでは法人向けサービスとして、女性活躍推進を軸としたダイバーシティ経営を支援する法人向けプログラム『福利厚生サポート』を提供しています。従業員のヘルスリテラシー向上や、組織風土の変容に役立つのみならず、利用促進の広報資料の作成までカバーしており、ご担当者様の負荷の削減にもつながります。