ファミワンカンファレンス2025レポート【パネルディスカッション②子育てと仕事の両立「育休取得率の向上だけで終わらせないためには?」】

本記事では、「育休取得率の向上だけで終わらせないためには?ー全ての従業員が働きやすさを考えた企業の取り組みー」をテーマに開催したパネルディスカッション②をダイジェストでお伝えします。

全内容はカンファレンスアーカイブよりご視聴いただけます。
https://project.famione.com/conference/2025

目次

パネルディスカッション概要

育休取得や子育て参画促進を行う上で、当事者と支援者のサポートはどのようにあるべきなのか、企業が取り組みを行うことでどのような変化が生まれているのかを、実際の取り組み事例を元にディスカッションが行われました。

• 森本 満 氏(イオンモール株式会社 人事部 ダイバーシティ推進グループ マネージャー)

• 村岸 ゆさ 氏(NECビジネスインテリジェンス株式会社 グループ総務統括部)

• 川上 生 氏(株式会社KADOKAWA グループ人事局 人事部 人材開発課)

ファシリテーターは、株式会社ファミワン 不妊ピア・カウンセラー、国家資格キャリアコンサルタント 松本 彩乃が務めました。

各社のご紹介

イオンモール株式会社

事業所内保育園の整備や「きらきら休暇制度」など、育児支援制度を充実させ、高い育休取得率を実現されています。2017年には社内ガイド「育なび」を作成し、制度の周知と情報の見える化を推進。制度の整備だけでなく、社員が自然に利用できる風土づくりを重視されています。

NECビジネスインテリジェンス株式会社

「男性育休ガイド」「上司向けガイド」「女性向けガイド」の3種を展開し、育休取得に伴う不安や壁に寄り添う情報提供を行ってきました。妊娠期から復職後までを支えるパッケージ施策の導入、2024年10月の制度改定による支援強化など、継続的な取り組みが進められています。

株式会社KADOKAWA

子育て支援の一環として、毎年クリスマスに社員の子どもへ絵本を贈る「FunFunえほん」や、キッザニアでの交流イベントなど、独自の取り組みを展開されています。2025年4月には、「産育休・介護休フォロー手当」を新設し、業務をフォローするチームの社員全員への手当支給を制度として導入されました。

カンファレンス内のQ&A

-ご参加の皆様からも多数のご質問がありました。以下、一部抜粋してご紹介します。

社内保育園の導入で、人材の定着や採用面でのメリットはありましたか?」

「育休を取得するにあたり、男性社員や管理職からどのような声や課題が寄せられていますか?」

フォロー手当について人事部門に対してどのように必要性を説明し、理解を得ていらっしゃったでしょうか?また、フォロー手当の導入に際して、職場の協力体制やチームのモチベーションに影響がありましたか?」

「男性育休を実際に取得するなら生まれたすぐあとがいいのか、少し経ってからがいいのか、いつあたりがいいのか。これから育休取得を考えているので参考にしたいです。」

まとめ

育休取得や子育て参画を促進するには、当事者が安心して制度を利用できる環境と、支援者が自然に支える風土の両立が不可欠です。育休の取得向上だけでなく、結婚前のプレコンセプションケアの啓発や、育休当事者以外のサポートも今後は重要だと考えるパネルディスカッションになりました。

パネルディスカッションの詳細な内容、また各ご質問の回答は、アーカイブにてご覧いただけます。ぜひアーカイブ視聴をお申し込みの上、ご視聴ください。

▶︎「ファミワンカンファレンス2025」アーカイブ視聴申込(申込・視聴期限:2025年11月30日迄)
https://form.run/@famione-conference2025

▶︎「ファミワン 福利厚生サービス」について
https://famione.com/benefit/

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【人事・管理職・従業員が嬉しい】福利厚生サービス | famione(ファミワン) 利用者数3万人突破!女性活躍推進・健康経営につながる福利厚生サービスを提供。様々な企業様にてご活用いただいています。管理職や若手社員向けの啓発など企業の風土を変...

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