ファミワンカンファレンス2025レポート【パネルディスカッション③「社員の働きやすさは制度でつくれる?」】

本記事では、「社員の働きやすさは制度でつくれる?―両立支援の視点から考える制度と風土―」をテーマに開催したパネルディスカッション③をダイジェストでお伝えします。

全内容はカンファレンスアーカイブよりご視聴いただけます。
https://project.famione.com/conference/2025

目次

パネルディスカッション概要

社員が長く働き続けるために、今企業に求められる制度とはどのようなものなのか、多様な制度を整備している企業に登壇いただき、制度への思いや実際の活用状況をディスカッションいたしました。

パネリストには以下の方々をお迎えしました。

• 新佐 絵吏 氏(株式会社浅野製版所 事業開発部 部長)

• 遠藤 理恵 氏(株式会社CRAZY 執行役員 CHO)

• 西岡 真帆 氏(清水建設株式会社 コーポレート企画室 DE&I推進部長)

ファシリテーターは、株式会社ファミワン代表看護師、不妊症看護認定看護師  西岡 有可が務めました。

各社のご紹介

株式会社浅野製版所

「両立できる企業風土」の構築に向けて、個人的な事情も相談できる職場づくり、業務の抜本的な見直し、柔軟な働き方と休暇取得の促進に5年かけて取り組まれました。長時間労働を美徳とする従来の働き方を見直し、制度が形骸化しないよう、組織の土台から丁寧に整えることで、社員が安心して制度を活用できる環境づくりを進められています。

株式会社CRAZY

結婚式をはじめ、人生を扱う事業を展開するCRAZY社では、社員自身も「一人の人間として、人生をどう生きたいか」という問いを軸に、組織カルチャーを設計されています。入社時に全社員の前で人生をどう生きたいのか?を語る「ライフプレゼンテーション」や人生をより豊かにするための長期休暇制度「GREAT JOURNEY」などを実践していらっしゃいます。

清水建設株式会社

社員が安心して長く働き続けられる環境づくりとして、ライフサポート休職制度を導入されました。不妊治療を理由とした最大1年間の休職が可能で、無給期間中も支援金を支給。さらに、住居選択の柔軟な運用や単身赴任者への交通費支給回数の増加など、生活面での支援も充実しています。

カンファレンス内のQ&A

-ご参加の皆様からも多数のご質問がありました。以下、一部抜粋して紹介します。

「新人向けや管理職向けなど対象者がさまざまだと思いますが、今力を入れたい社員層はありますか。」

「過去実施した中で、あまり根付かなかった制度はありましたか。」

「制度をつくるにあたり、参考にした制度などがあったらお伺いしたいです。」

「(5時のチャイムが鳴ったことを受け)残業をしない風土醸成のひとつでしょうか。」

まとめ

社員が安心して長く働き続けるためには、制度の中身だけでなく、取り組む順番や風土の土台が重要であることが、各社の実践から見えてきました。業種や規模は異なっても、「従業員のために」という共通の想いが根底にあり、さまざまな施策の中にも多くの共通点が感じられました。

パネルディスカッションの詳細な内容、また各ご質問の回答は、アーカイブにてご覧いただけます。ぜひアーカイブ視聴をお申し込みの上、ご視聴ください。

▶︎「ファミワンカンファレンス2025」アーカイブ視聴申込(申込・視聴期限:2025年11月30日迄)
https://form.run/@famione-conference2025

▶︎「ファミワン 福利厚生サービス」について
https://famione.com/benefit/

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