「保育園に預ける罪悪感」はもういらない!働く母親が輝くためのヒント

新年度が始まり数ヶ月が過ぎました。

この期間を、あっという間に感じた人もいると思いますし、必死で記憶がない方もいますよね。

ちなみに私は育休明けの数か月の記憶がありません(笑)

今回は、「働くこと、保育園へ子どもを預けることの罪悪感」のテーマを頂きましたので、フルタイムで働いた母として、そんなお母さんたちのお子さんを預かった保育士としての思いを書かせていただこうと思います。

このコラムを書くたびに伝えていることなのですが、これはあくまでも私の思いです。

一人でもこの思いに触れて気持ちが軽くなってくれたら嬉しいのですが、これが正解とか理想とかではないということを理解いただきたいです。

自分の見ている世界で正解を決めるのはいつだって自分です。

知識の一つとして読んでいただけましたら幸いです。

こんな小さいうちから子どもを預けて仕事なんてしたいんだろうという思い

これを私が思ったのは、働き始めて数日の頃です。

もちろん私は独身。実家暮らしで、子育てしている友人もまだ全然周りにいない頃。

1歳にもなっていないお子さんを預けるなんて…そんなことを思いながら働いていた無知な保育士でした。

(本当にお恥ずかしいほど無知でした)

そんな私はこの約10年後、朝泣きわめく1歳になったばかりの子を振り切るように保育園に預けて出勤していました。

車の中は涙を拭いたティッシュ、食べ散らかしたおにぎりのゴミ、私の化粧品が転がっていました。

毎日車の中で思ったこと「私はこれでいいの?」「泣きわめく子を保育園に預けて自分の好きな仕事をしている私っていいお母さんではないよね。」

私の心はいつもざわざわしていたし、罪悪感に押しつぶされそうになっていたことはよく覚えています。

お母さんなのに、洗濯物をたたむ余裕もなく、ソファーに置かれた洗濯物の中から次の日の保育園の準備をする。

お母さんなのに、料理は時短で簡単なものしか作れない。むしろレンジ温めるだけで済ませる日も。

「お母さんなのに」この言葉で頭の中がいっぱいでした。

子どもがまだ小さいうちから保育園に預けることに、どこか胸の奥に引っ掛かりがあって、そしてその中で自分がやりたい仕事を続ける。

これって大丈夫なのかな、いいのかな、そんな思いがふとした時によぎることがたくさんありました。

ファミワンの福利厚生サポートについてはこちらから

働かなくても補助金があれば、、、?

「働かなくても補助金があれば、、、」なんて、理想だけでは立ちいかない現実もあります。

社会や制度がもっと子育てしやすい世の中になってほしいと思う一方で

その改革をまってはいられない、というのもまた本音ですよね。

子どもを預けて働くお母さんの胸の中には、たくさんの気持ちがあると思います。

「まだ小さいのにな」

「本当はもう少し一緒にいてあげたい」

「毎日泣いているけど大丈夫なのかな」

そんな思いと同時に

「キャリアも大切にしたい」

「これからお金もかかるから働かなきゃ」

「好きな仕事をあきらめたくない」

こんな思いも、確かにあるはずです。

どちらも大切な気持ちで、どちらを選んだからといって、片方をないがしろにしているわけではないと私は感じています。

これは私自身が子育てを通して、そしてお子さんをお預かりする中で感じたことです。

「働く」ということは、社会の一員として誰かの役に立っている

「働く」ということは、家族の為だけでなく、社会の一員として誰かの役に立っているということだと認識しています。

そんな頑張る姿はきっと子どもにも届いていると思います。

まだ小さいから、感じることは難しいし、言葉では聞くことはできないかもしれないけど

「おかあさんおしごとがんばっているな」「おかあさん、かっこいいな」

とおかあさんの背中を見てきっと感じていることもあるのだと私は思います。

それでもきっと子どもが成長していくたびに

迷ってしまう日も、涙が出る日もきっとあります。

私も未だにそんな日があります。

「これでいいのかな」と自分自身に問いかける日はきっと成人するまで続くかもしれないです。

仕事を辞めたら、子どもに見せられる世界がもっと広がる?

以前、相談にのらせていただいたお母さんがこんな風に言っていました。

「私が仕事を辞めたら、子どもに見せられる世界がもっと広がるのかもしれない」

その悩みもとてもよくわかります。

単純に習い事や好きなことができる時間はきっと働いているときより増えます。

見える世界は広がると思います。

でも現実好きなこと、習い事をするのにはお金もかかってくるのも現実です。

私は、保育園や学童で過ごすから、世界が狭いと決めつけなくてもいいと思っている一人です。

一生懸命働くお母さんの背中を見て育つことも、子どもの宝物になると感じますし

家族や友達、先生とで過ごす時間から学ぶものもたくさんあります。

「一緒にいたいから働くことはしない」

というのもその人の考えであって、どちらが子どもの為になるかというのは決められないと思います。

それぞれが、置かれている環境も違うし、どちらかが「世間一般の正解」とはなりません。

自分にとっての正解を自分で見つけていく

大切なことは、自分にとっての正解を自分で見つけていくこと。

たとえ朝と帰宅後の少しの時間しか一緒にいられなくても、その時間にたくさん抱きしめて、愛の言葉を伝える。

時には泣いて言うこと聞いてくれなくて、騒いで、余裕がなくてしんどい日もあるかもしれませんが、そんな自分たちもちゃんと受け止めて、一緒に過ごす。

休みの日には一緒に好きなものを「おいしいね」「一緒に食べると嬉しいね」などと言いながら食べる。

5分で良いから目を見て子どもの話を聞く。その時体に触れる。

「ちょっと待っててね」と家事をすることだって、子どもの為に必要なことです。

こういうことも十分すぎるほどの愛情だと思っています。

一緒にいられない時間を出来ていない部分として見るのではなく

日々の中で出来ている部分に目を向けることはとても必要です。

私が当時全くできなかったからこそ、そう思いたかったのかもれません。

日々の中で出来ている部分に目を向けよう

たとえ朝と帰宅後の少しの時間しか一緒にいられなくても、その時間にたくさん抱きしめて、愛の言葉を伝える。

時には泣いて言うこと聞いてくれなくて、騒いで、余裕がなくてしんどい日もあるかもしれませんが、そんな自分たちもちゃんと受け止めて、一緒に過ごす。

休みの日には一緒に好きなものを「おいしいね」「一緒に食べると嬉しいね」などと言いながら食べる。

5分で良いから目を見て子どもの話を聞く。その時体に触れる。

「ちょっと待っててね」と家事をすることだって、子どもの為に必要なことです。

こういうことも十分すぎるほどの愛情だと思っています。

一緒にいられない時間を出来ていない部分として見るのではなく

日々の中で出来ている部分に目を向けることはとても必要です。

私が当時全くできなかったからこそ、そう思いたかったのかもれません。

今のあなたの正解

どんなに迷っても、悩んでもちゃんと子どもを思って、自分自身を思って悩んで出している道が今のあなたの正解です。

世間の決める正解、周りの人に言われる正解ではなく、

答えはいつも誰かが決めるのではなく、あなたの中にあるんです。

うまくいかなくて苦しくなる日も

「やっぱり仕事辞めようかな」と思ってしまう日も

そういう日も含めて「私が選んだ道」です。

子どもを預けて働くこと、それは決して「いけない選択」ではなく、自分が大切なものを守りながら、精一杯に考えて選んだ道の一つです。

どうか「お母さんなのに」と責めつづけることではなく

自分にしかできない選択を、自分のペースで重ねていってくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ファミワンの福利厚生サポート資料ダウンロードはこちらから!