赤ちゃんがなかなか授からず不妊治療を考えたとき、通院中の病院から転院を検討したとき、多くの人が「病院選び」で悩まれるのではないでしょうか。 「不妊治療ができる病院」といっても、大学病院や総合病院、産婦人科医院、そして不妊治療専門クリニックなど、病院によって設備や技術、治療できる範囲などさまざまです。その中で、自分とパー...
体外受精の記事一覧
2024年8月30日に日本産科婦人科学会が2022年ARTデータブック(体外受精・胚移植等の臨床実施成績)を発表しました。 今回はそのデータを一緒に見ながら、そのデータからわかること、推測されることを説明します。 日本では、高度生殖補助医療(ART)は、日本産科婦人科学会から登録を許可された施設が行っています。これらの...
ファミワン胚培養士の川口 優太郎です。前回、「世界初の体外受精児誕生に貢献した一人の女性の物語」というコラムタイトルを付けておきながら、【前章】では私の陳腐な文章力と文字数的な関係で、この物語の主人公となるその女性について一切触れずに終わってしまい大変申し訳ありませんでした(汗)。今回のコラムでは、しっかりとその女性に...
皆さんこんにちは。ファミワン胚培養士の川口 優太郎です。今回は、体外受精の歴史において、偉大な貢献をしたにも関わらず時代の陰に埋もれてしまった“ある女性”のお話しです。『体外受精』と聞くと、最先端の技術を使った科学的な医療を想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、実は世界で初めて体外受精による子どもが誕生したのは、...
東京都「卵子凍結にかかる費用助成」が2024年度も継続しています。東京都に住む18歳から39歳までの女性に対し、卵子凍結に係る費用の助成額は合計で30万円(最大)、凍結卵子を使用した生殖補助医療の助成額は、凍結卵子を融解し女性を行った場合に1回につき上限25万円(最大6回まで)支払われます。 この記事では、東京都「卵子...
皆さん、こんにちは!ファミワンコラム担当です。ファミワンではアイジェノミクス・ジャパン社のLINE公式アカウントの運用と相談対応のサポートを開始しました。アイジェノミクス・ジャパン社のLINE公式アカウントは無料でチャットで検査についての相談ができます。 アイジェノミクス・ジャパン社とは? アイジェノミクスはスペインに...
不妊治療で実施可能な先進医療に4月からZymot(ザイモート)が追加されました。そこで今回はこのザイモートについてご紹介していきます。 顕微授精で精子を使用するために、男性からお預かりした精子をそのまま使用するのではなく処理を行なっています。 従来の精子調整は、遠心分離機によって行われていました。 しかしこの方法ではD...
先日、培養士から培養室での安全管理についてお伝えしましたが、今回は外来業務での安全管理についてお話しさせていただきます。 不妊治療の専門病院には毎日多くの患者様が受診されます。 そして、患者様だけではなく血液検査のために採血した血液検体や、精液検査や人工授精などのために使用する精液などもお預かりしています。 これらは不...
今回は不妊治療で行える先進医療のERA / ERPeakについて説明します。 ERA / ERPeakとは 「着床の窓」を特定するための検査です。着床・妊娠に最も適した子宮内膜が整う「着床の窓」の時期に合わせて胚移植を行うことで、成功率の向上を目指します。 具体的には、凍結融解胚盤胞移植する際、移植する当日の内膜が着床...
ロボット保険ガイド「リアほ」を展開するInsurtech企業のWDC社によるコラムの2回目です。不妊治療にとって、費用負担が大きく削減される健康保険制度への組入は大きな関心ごとです。ただ、配偶者の公的保険に入っていても対象なのかなど、詳細理解は広がっていません。不妊治療を続けながら、転職や退職をした場合はどうなるのでし...
今回のコラムはロボット保険ガイド「リアほ」を展開するInsurtech企業のWDC社に執筆して頂きました。複数回に分けてお届けします。まずは一年間にかかった費用を所得税と住民税から控除できる医療費控除について。不妊治療費用も医療費控除に含まれることは知られてきましたが、どのような注意点があるのでしょうか。WDC社員であ...
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