ファビイング(phubbing)とは?
スマホが生活の中心になりつつある昨今ですが、「ファビイング」という言葉が注目されていることをご存じでしょうか?
これは英語でphone(スマホ)とsnubbing(冷たくあしらう)を組み合わせた造語です。意味は、目の前の相手よりスマホを優先してしまう行為を指します。耳が痛い話だなと、この言葉を知った私は最初に思いました。私は、気の許した相手が目の前にいると、つい携帯電話を操作してしまいます。メールなどのチェックならまだしも、家族が話しかけているのに携帯ゲームをして話半分で聴いている・・なんてことも少なくありません。気をつけなければと反省とともに、このファビイングを掘り下げて考えてみようと思いました。
もちろん悪気がある人はいないと思います。私と同じように「つい・・」という感覚でしょう。しかしされた相手は、“軽く扱われた”と感じてコミュニケーションに小さなズレを生み出すかもしれません。いわゆるちょっと無視された行為にあたります。スマホの時代だからこそ、気をつけなければならないスマホの取り扱い。そのあたりを今回は考えていきましょう。
なぜファビイングは起こってしまうのか
前述した通り、あえてファビイングを起こしている人はいないでしょう。意図的な行為ではなく、心理的、習慣的なものです。反射的に通知が来ると確認してしまう、少し会話が途切れた時に手持無沙汰で携帯をチェックしてしまう、素早い返事をしないと不安だ、もう癖になってしまっている、などではないでしょうか。つまり相手を軽視しているのではなくて、結果としてそう見えてしまうのがファビイングの厄介なところです。
ファビイングをいう造語が生まれたということは、多くの人に見られる行為で、多くの人がちょっとしたズレを感じているということでしょう。
ファビイングを受けた側に起こることのまとめ
ファビイングを受けた人はどんな気持ちになるでしょうか。まとめてみました。
・「話を聞いてもらえない」
・「自分は優先順位が低いのかな」
・「この話に興味がないのかな」
・「私はこの場にいなくてもいいのでは」
など、言語化されなくてもモヤっとする人も多いのではないでしょうか。
そもそも会話する時は相手に集中する必要があるでしょう。何かをしながらで話を聞いても内容が入ってこないし、話し手も聞いてもらった感覚もあまり持てないでしょう。会話は相手に集中する態度があって、聞いてくれている、向き合ってくれていると思えるものです。
コミュニケーションのズレから関係性は悪くなっていく
人間関係が悪いというのは、結果です。最初はちょっとしたコミュニケーションのズレから始まります。ちょっとしたズレがだんだん大きくなってくると、心理的距離が生まれていき、感情的に相手を受け入れられなくなっていき、それが相手にも伝わって、関係性が悪くなります。ファビイングを受けた人は最初のうちは「・・・・・」言葉にならないちょっとした思いだったとしても、蓄積していくとそのうち関係性にひびが入ってしまうことがあるでしょう。
相手が近しい気の許せる人ほど、ついやってしまいがちなファビイングです。しかし関係性が深い相手ほど、コミュニケーションのズレによるひびは大きいものになると思います。
相手が自分の話をちゃんと聞いてない、向き合ってくれてないというちょっとした孤独感は、溜まってくと許せないものになってしまい、関係性に深く響きます。また悪意が無い分、なぜ心理的距離が空いてしまったのか、ファビイングをした側も気づけずに傷つく結果になることも予想されます。私は常々思っているのですが、気を許せる相手ほど気を配ってコミュニケーションを取る必要があると思います。自戒の念を込めてお伝えしておきます。
ファビイングをしてしまわないために
相手を不快にしてしまうファビイングをしないためにはどうすればいいのでしょう?たとえ数秒のスマホチェックの時間だったとしても、相手との関係性に対しては良いことはなさそうです。相手に「遮られた」「スマホの方が優先なんだ」と思われないように意識を変えていきましょう。心がけると良いちょっとした行動を挙げてみます。
・スマホを置く、しまう(あなたとのコミュニケーションを大切にしていますという非言語メッセージになります)
・スマホを見る前に一言添える(「ちょっと確認していい?」など)
・会話の間をスマホで埋めない(コミュニケーションでなんとかしていきましょう)
・自分がされて嫌だったことを思い出し、踏みとどまりましょう
まとめ
ファビイングは、“スマホ社会が生んだ“新しいすれ違い”です。
一昔は新聞がそうだったと思い出します。家で父に話しかけても、新聞を置くことなく、顔ではなく新聞しか見えない父に話しかけることは勇気がいりました。祖父もそうでした。叔父もそうだったと思い出します。私は、父や祖父にとって新聞より大事な存在ではないんだなと子ども心に感じていたことを思い出します。今はそれがスマホに代わりました。
私も大人になり、スマホを手に家族の話をなんとなく聞いていることがあります。自戒しつつ、思います。少しの気づきと配慮でコミュニケーションの質を変えることはできます。目の前にいる人を大事に扱う。これが関係性作りの第一歩です。コミュニケーションを豊かにしていくことは、人生を豊かにすることに繋がると私は思っています。自分も気をつけていきたいです。
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