企業の人事部の方とお話しする時、まれにこうおっしゃる方がいます。
「うちの会社には妊活で困っている人はいないんです」
これって本当でしょうか?
こう言い切ってしまうことはできません。
・不妊治療で退職するなんて聞いたことない
・そもそも女性社員が少ない
・既婚の女性が少ない
・そもそも会社がサポートすることじゃない
本当にそうでしょうか?
不妊治療や妊活をしていることは話しにくいことであり、退職の理由に不妊治療や妊活のことを伝えることのできる人は本当に一握りです。
実際に不妊治療を理由に退職した方にお話を伺うと
退職理由に「不妊治療と仕事の両立ができない」と敢えて伝えたのは、私が前例になって、会社にわかって欲しかった。これからこうやって苦しむ人が減るように。
と辛さを超えた願いを訴えたとおっしゃっていました。
実際に不妊治療を理由にした退職者を出してから動くのでは、貴重な人材を手放すことになってしまいます。
ただ、不妊治療や妊活のことは非常にデリケートな問題です。
休暇制度を作るだけではサポートしきれないという現状があります。
ここでファミワンでの企業セミナーを受けた企業様でのアンケートの一部をご紹介します。
ほとんどが初めて聞く情報でした。そしてこのまましらないままであったら、いつか人を傷つけてしまう可能性があったことに気づきました。自ら情報を取りにいかない限り、多種多様性を理解することが難しいことを感じ、知らなかったことを周りの人に発信していく大切さを感じました。
ファミワンを導入してくださっている企業の社員様の多くは「妊活についてよく知らない」とおっしゃる方々です。よく知らないことについて課題意識を持つことは難しいかもしれません。でもだからこそ「いつか人を傷つけてしまう」可能性があると感じていただけたのではないでしょうか。
妊活当事者であれば知識は自分から得るだろうが、サポートする側にはこのような形態で知識付与が必要だと感じた。このようなセミナーは上層部こそ知ってもらい、働きやすい職場環境(休みの取りやすさ、フォロー体制など)を築いてほしいと思った。
セミナーを通して、「上層部こそ知って欲しい」と思われたということです。これまで気がつかなかったことに意識を向け、埋もれた課題に取り組み「働きやすい職場環境」を築いて欲しいという会社への願いが込められた感想でした。
いかがでしょうか。決して妊活当事者だけの課題ではないのです。
妊活・不妊治療を専門家サポート対応で、社内の風土が醸成され、本質的なダイバーシティ企業のブランディングが可能です。
- 資料でこんなことがわかります
- ✅妊活・不妊治療と経済損失
- ✅当事者の抱えている悩み
- ✅サポートした企業はこう変わる
- ✅妊活・不妊治療サポートの標準化