くるみんとは?取得するメリット・ステップ

目次

くるみんとは?

「くるみん」に認定されることは、「子育てサポート企業」として厚生労働大臣から認められた証です。

認定を受けた企業が、より高い水準の取組を行い一定の基準を満たした場合、「プラチナくるみん」を受けることもできます。

2022年4月には、認定基準が改定され、「くるみん」「プラチナくるみん」に加え、新たに「トライくるみん」が追加されました。

認定を受けるには、各種の基準を満たす基準を満たすことが必要となります。

(詳細は、4.くるみんマークの認定基準を参照)

合わせて、不妊治療と仕事の両立支援に取り組む企業には「プラスマーク」として、企業が取得する「くるみん」認定にプラスして認定(プラス認定)し、こうした取り組みを推進しています。

<くるみんマーク取得企業数の推移>

(※)注記

・上記の表は以下の厚生労働省の資料を参照しています
https://www.mhlw.go.jp/content/11901000/000693707.pdf

・2025年の企業数追加にあたっては、以下の厚生労働省のホームページを参照してください

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/jisedai/kijuntekigou/index.html

続いては、くるみんに認定されるメリットを見ていきましょう。

くるみん認定により期待できる3つのメリット

企業イメージの向上

くるみんマークを掲示することで、子育て支援に積極的な企業として社外からの評価が高まり、

求職者や学生から「働きやすい会社」と認識されやすくなる

優秀な人材の確保・定着

働きやすい職場環境への取り組みを示すことで、子育て世代や女性の応募が増えたり、

従業員の満足度向上・離職率低下といった定着効果も期待できる

助成金や優遇制度の適用

認定企業には、子育て支援施策に関する助成金の申請や公共調達・融資・税制面などでも優遇を受けられる可能性がある

このようなメリットがあるから、認定を受けようとする企業が増えているんですね!!

ただし、認定を受けるためには、対応しなければならないことが多くあります・・・

くるみんマーク認定までのステップ

一般事業主行動計画を策定する

(厚生労働省の指針に沿って、計画期間・目標・具体的な取り組み内容を明記)

     ↓

行動計画を社内外に公表し、従業員に周知する

(自社ウェブサイト掲載や社内通知などを通じて、広く伝える)

     ↓

都道府県労働局に行動計画を届出する

(届出後、正式に計画期間がスタート)

     ↓

計画期間終了後、基準を満たしているか確認し、くるみん認定を申請する (行動計画を実践し、目標を達成する。認定は、必要書類とともに都道府県労働局へ申請)

くるみん認定基準

くるみんの認定には、認定基準となるいくつかの条件があり、これらすべてを満たす必要があります。

<くるみん認定基準>

1.適切な行動計画を策定している

2.計画期間が2年以上5年以下である

3.策定した行動計画を実施し、計画に定めた目標を達成している

4.策定・変更した行動計画を公表し、労働者にも周知している

5.男性労働者の育児休業取得率が30%以上、または、

育児休業等の取得率と企業独自の育児目的休暇制度の利用率の合計が50%以上であり、

「両立支援のひろば」で割合を公表している

6.女性労働者および育児休業の対象となる女性有期雇用労働者の育児休業取得率がそれぞれ75%以上であり、

「両立支援のひろば」で割合を公表している

7.計画期間の終了年度において、

フルタイム労働者の法定時間外・法定休日労働時間の平均が各月30時間未満であるか、

または、フルタイム労働者のうち25~39歳の労働者の法定労働者の法定時間外・法定休日労働時間の平均が

各月30時間未満であり、月平均の法定時間外労働が60時間を超える労働者がいない

8.男性労働者の育児休業等の取得期間の延伸、年次有給休暇の取得促進、短時間正社員制度や在宅勤務など

多様な労働条件を整備するための措置のいずれかについて、具体的な成果目標を定め、実施している

9.法令を遵守している

※参照ホームページ)厚生労働省

次世代育成支援対策推進法の改正に伴い、くるみん認定、プラチナくるみん認定の認定基準等が改正されます

https://www.mhlw.go.jp/content/11909000/001347349.pdf

よくある質問

●認定までにかかる期間はどのくらいですか?

  行動計画の策定から認定まで通常1年から数年かかる場合があります。


●行動計画の内容はどの程度具体的にする必要がありますか?

  育児休業取得率向上や短時間勤務制度の導入など、具体的かつ達成可能な目標が求められます。

●認定に必要な書類を準備するコツはありますか?

  日頃から育児支援制度の運用記録や取得実績を整理し、証拠として保管しておくことが有効です。

●くるみんマークは一度取得すればずっと使えますか?

  認定の有効期間は3年程度で、更新申請が必要です。期限切れ後はマークの使用ができません。

まとめ

くるみん認定は、御社が子育てサポート企業と認められ、企業イメージの向上などに大きく寄与します。

認定には、認定基準を満たすため、一般行動計画の策定から日々の行動の実践まで日々の積み重ねが必要となり、

時間・労力がかかるだけでなく、専門知識も必要です。

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