思いがけない受賞が、さらなる取り組み強化の後押しに(石光商事株式会社様)

2022年11月8日に開催した「ファミワンカンファレンス」*にて、石光商事(株)様のご活動を表彰させていただきました。 そこで、授賞のご感想や、普段のご活動について、また、これからの展望などのお話をお伺いしました。

—最初に表彰のご連絡させていただいた際、社内での反応はいかがでしたか?

まさか表彰までしていただけるとは思っておらず、最初は驚きました。今回は、直属の上司や社長からの後押しもあり、是非ということで登壇させていただきました。従業員のモチベーション向上だけでなく、企業イメージアップにもつながるため、大変光栄に思います。現時点では、制度を作ったものの“気軽に活用しにくい”という課題も生じていますので、使いやすい体制づくりを継続的に取り組んでいこうと思っています

きっかけは、つらい不妊治療を経験した社員からの声

—カンファレンスを通じて、参加者に伝えたいことはありますか?

カンファレンスに参加された企業のご担当者さまは、これから制度づくり等の社内環境構築に取り組もうとしている方が多いと思います。当社が制度づくりを始めた起点としましては、妊活・不妊治療の当事者経験がある社員の声からでした。言い出しにくいことも多い状況の中、このような勇気ある社員の声に耳を傾けたことで今があると思っています。

頭を悩ませるより、まずは「行動」することが大切

そのために、まずは社内で告知、社内アピールを作っていくことが大事だと考えています。たとえば、当社が行っている社内告知の一つとしては、「積み立て有給を“妊活・不妊治療休暇”としても使用できる」ことを発信しております。このように、頭で色々考えるよりも、まずは「行動をする」ことが大切だと思っています。

妊活や不妊治療が「当たり前」の社会になってほしい

—妊活・不妊治療を含め、今後どのような社会になってほしいですか?

最近では、各メディアで不妊治療というテーマが取り上げられることも多くなり、不妊治療をされている方の割合など数値データを目にすることもあります。一方で、他人事になってしまっているようにも感じるため、その他にもまだまだ課題があると思っています。それは、言葉では簡単に表わすことができない「雰囲気」にもよるのではないのかなと感じます。

昔は、「産休・育休を使うことが悪」という雰囲気がありましたが、現在では産休や育休を使用することは当たり前になっており、世間でも積極的に受け入れる風潮に変わりました。社会をすぐに変えることは難しいですが、私たちの活動により社会が少しずつ前進し、妊活・不妊治療が「当たり前」に推進される社会なってほしいと強く願います。