本記事では、「男性育休・男性の子育て参画推進に向けた企業の取り組みとは」をテーマに開催したパネルディスカッション②をダイジェストでお伝えします。
全内容はカンファレンスアーカイブよりご視聴いただけます。
パネルディスカッション概要
「男性育休・男性の子育て参画推進に向けた企業の取り組みとは」をテーマに、実際の育休取得者や管理職者など周囲の声を取り入れながら、制度策定や風土醸成に取り組む3企業のお取り組みと、with classで行った男性育休に関するアンケートについてディスカッションを行いました。
パネリストには、株式会社講談社with class 編集長 岡本 朋子 氏、三菱地所ホテルズ&リゾーツ株式会社人事部課長 望月 里美 氏、江崎グリコ株式会社 グループ広報部 Co育てPROJECTリーダー 木下 直也 氏をお迎えし、ファシリテーターは、株式会社ファミワンの松本彩乃が務めました。
各社のお取り組みの事例
株式会社講談社
株式会社講談社様からは、「男性育休」に関する「with class」読者アンケート(「男性育休についての1500人のママの声」)をご紹介いただきました。男性育休の取得経験や制度の認知の実態を発表くださいました。男性育休の取得促進をする上で、「男性が妻の妊娠を早めに会社へ相談ができているか?」「各家庭の状況に合わせた最適な時期に取得する」の2点が大切であることが、調査から見えるとお話しいただきました。
三菱地所ホテルズ&リゾーツ株式会社
2024年2月開催の「男性育休の知識とリアルボイス」オンラインセミナー・パネルディスカッションの取り組みをご紹介いただきました。セミナーは、ファミワン講師が登壇し、男性育休取得および子育て参画促進、そして、理解促進・風土醸成や管理職への気づきを目的として開催されたとのことです。男性育休取得者・職場(上長・同僚)・会社(経営+人事)の3者が、相互に理解し合う環境や風土を醸成し、育休取得推進を目指されていらっしゃいます。
江崎グリコ株式会社
企業や自治体と連携して企画開発や子育てアプリの展開を行い、誰もが一緒に子育てができるような取り組み「Co子育てプロジェクト」についてご紹介いただきました。中でも、「Co育てMonth」という代表的な制度では、子どもの出生後6ヶ月以内に1ヶ月の休暇取得(100%有給)を必須とし、2020年から4年連続で100%を達成されていらっしゃるとのことです。育休を契機に、多様な働き方についても支援されているとお話しいただきました。
カンファレンス内のQ&A
ご参加の皆様からも多数のご質問がありました。以下、一例をご紹介いたします。
「育休取得者を支える周りの社員へのフォロー方法の具体例はありますか?支援金としてお金を支給している他社事例は知っていますが、お金ではない他のフォロー方法の具体例を考えたいです。」
「育児休業という名前からどうしてもただ休んでいると感じる同僚もいます。育休当事者以外の同意や、当事者ではない他のメンバーが、快く育休へ送り出す工夫などあれば伺いたいです。」
「男性育休を取得してもらうにあたって、周囲への負担が発生しない仕組みづくりをされていたら、具体的にどのようなことをしているか参考までにお教えいただけると嬉しいです。」
「男性がお休みされている時に、部署の人員の補充はありますか。1ヵ月程度なら、今いるメンバーでカバーできる絶妙な期間かと思いました」
まとめ
男性育休と子育て参画推進のための制度整備と社内風土の醸成における取り組みについて詳しくお話しいただきました。取得者は早めに申し出をすることや、管理職者や同僚の理解促進を進めることが重要、ということも度々聞かれました。さらに、男性が育休後もキャリアを築けるよう、復職後のサポート体制も求められました。
パネルディスカッションの詳細な内容、また各ご質問の回答は、アーカイブにてご覧いただけます。ぜひアーカイブ視聴をお申し込みの上、ご視聴ください。
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