<strong>あなたは大丈夫?職場のハラスメントを徹底解説</strong>

最近はハラスメントが注目されるようになりました。

少し前までは注目されなかった会話が取り上げられるようになりました。

今回は、そんなハラスメントの原因や、取り上げられているハラススメントの種類などを紹介していこうと思います。

・自分がハラスメントをしてしまっているか不安な方

・自分がハラスメントを受けているのはないかと悩んでいる方

・ハラスメントが身近に感じられる方

はこの記事を参考にして頂けたらと思います。

ハラスメントとは

〇〇ハラスメントという名前が増え、ハラスメントとは何かがあいまいになっていますね。この記事ではハラスメントについてを簡単に説明します。

ハラスメントは英語で“harass“という相手を困らせると訳す単語と、”ment”という事象を表す言葉がつながった言葉であり、相手に不快な思いをさせることという意味があります。

そのため、英語でいうハラスメントを既存の日本語に当てはめると「嫌がらせ」になります。

また、ハラスメントという言葉を使い始めた理由に関しては、基本的に子どもにしか使われないいじめという言葉が日本にはすでにあり、大人間での嫌がらせに対する言葉があれば日常使いしやすいと考えたからだと私は解釈しています。

つまり、いじめという言葉の大人版を表す単語がハラスメントです。

次に、ハラスメントの種類や割合を説明します。

ハラスメントの種類

ここでは、ハラスメントの種類と、その特徴を簡潔にまとめたものを記載します。

ハラスメントには代表的なものでも以下の14種類があげられます。

・アルコール・ハラスメント:飲酒の強要

・エイジ・ハラスメント:年齢差別

・カスタマー・ハラスメント:客からの不当な要求

・コミュニケーション・ハラスメント:コミュニケーションの強要

・ジェンダー・ハラスメント:性差別

・セカンド・ハラスメント:ハラスメント相談による二次ハラスメント

・セクシャル・ハラスメント:性的言動の強要

・パワー・ハラスメント:立場の優位性を利用した不当な身体的、精神的暴行

・パーソナル・ハラスメント:容姿、性格的差別

・マタニティ・ハラスメント:妊娠、出産における職場環境の悪化

・モラル・ハラスメント:道徳、倫理観に反する言動

・リストラ・ハラスメント:自主退職を促すための身体的、精神的暴行

・レイシャル・ハラスメント:民族差別

他にもハラスメントの種類はありますが、ここではハラスメントでの悩みが多い、下記のグラフの上位3つに絞って紹介したいと思います。

引用:http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1807/04/news086.html

1.パワー・ハラスメント

パワー・ハラスメントは、厚生労働省によって定義づけられています。

優越的な関係を背景とした言動であって、業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、労働者の就業環境が害されるものという条件を満たすものを指します。

また、パワー・ハラスメントは

・身体的な攻撃

・精神的な攻撃

・人間関係からの切り離し

・過大な要求

・過小な要求

・個の侵害

の6つに分かれています。

昔は身体的な攻撃や過大な要求など、目に見えてわかる嫌がらせがハラスメントとして認められやすい環境にありましたが、現在は部外者からはわからない陰湿なものも訴訟にて勝訴している例があります。

基本的に立場や年齢が下の人のほうが攻撃しやすく、抵抗されにくいと考え、ハラスメントを行う人が多いことから、パワー・ハラスメントが割合として最も多くなっています。

2.セクシャル・ハラスメント

セクシャル・ハラスメント(セクシュアル・ハラスメント)もまた、厚生労働省で定義づけられています。

「職場」において行われる、「労働者」の意に反する「性的な言動」に対する労働者の対応によりその労働者が労働条件について不利益を受けたり、「性的な言動」により就業環境が害されるたりすることを指します。

セクシャル・ハラスメントとは職場で、性的言動を受けた人が、嫌だと感じる行為のことです。

また、セクシャル・ハラスメントには対価型と環境型の2つの型があります。対価型は被害者が抵抗した結果、解雇や昇格の機会を逃すことで、環境型が、その職場で働きたくないと感じることです。

セクシャル・ハラスメントで勘違いをしてはならないのは、性別や立場に関係なく、性的言動で相手が不快に感じた場合にはセクシャル・ハラスメントとなりますので、パワー・ハラスメントと違って、同僚や部下から受けたとしても、訴えることができます。

厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/seisaku06/index.html

3.モラル・ハラスメント

モラル・ハラスメントに関しては厚生労働省の定義化は現時点ではされていませんが、道徳や倫理に反する嫌がらせのことを指し、肉体的外傷を与えずに、精神的に追い詰めることを指します。パワー・ハラスメントにも精神的な攻撃が含まれるので、職場で上司から受けた場合にはパワー・ハラスメントという人が多いことから、職場では上司以外の人間からの精神的嫌がらせで使う意味合いが強くなっています。 これもパワー・ハラスメントと同様、部外者からはわかりづらいものですが、勝訴したケースもありますので、同僚などから嫌がらせを受けている人はモラル・ハラスメントを疑ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたか。

意味を勘違いしていたことや、ハラスメントに値しないけど苦痛だと思っていたことが認められていたケースもあったのではないでしょうか。

ハラスメントは絶対にあってはならない行為ですし、周りの人間関係を粗悪化させる原因になりますので、まわりにハラスメントを受けている人がいたら、自分のためにも、相手のためにも動いて、快適な人間関係を作りましょう。

また、自分では気がついていなかったけど、ハラスメントの加害者になってしまっていた、ということを防ぐために、自分自身の言動が相手にどうであったかを見直してゆきましょう。

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