社内研修にヘルスケアセミナーを導入して休職・離職を減らす!

ファミワンは、妊活・不妊治療サポートを個人や企業に提供しています。これまで様々な企業で社内セミナーを開催してきました。ファミワンの社内セミナーは、妊活・不妊治療だけではありません。ヘルスケアに関するセミナーも、色々な切り口で開催してきました。

今回、ファミワンのヘルスケアセミナーの一部であるメンタルヘルスケアについてご紹介します。

社員のメンタルヘルスケアにコストをかける意義

2014年6月に改正労働安全衛生法(安衛法)が公布され、企業では社員のストレスチェックが義務化されました。毎年定期的に実施されているので、企業で働く方にはもうおなじみですよね。

メンタルヘルスの不調に気づかず放置していると、欠勤や遅刻や早退が増えたり、ミスが増えたりと、業務にも支障をきたします。
それだけでなく、体の健康に明らかな異常が起きることもありますし、最悪の場合には自殺に至ります。突然そのような状態になるのではなく、多くは生活や仕事の中でメンタルヘルスが少しずつ悪化していくのです。
周囲が「あれ?おかしいぞ?」と気付いて医療機関を受診したときには、既に休職が必要な状態であることが少なくありません。

長い間のストレスの積み重ねで悪化していったメンタルヘルスは、お薬や休養ですぐに良くなるわけではありません。当事者の周りにサポートしてくれる人がいないと、長期療養となることもあります。
企業の立場で考えると、長期療養者を抱えて労働力が不足すると通常業務が滞りますし、いつ復帰できるかわからない社員のためにポストを空けておくのは難しいですよね。また、復帰する時にどの部署なら再発を防げるのか、社内でできるサポートは何か考える必要があります。
他の社員に業務を代行させた結果、今度は他の社員のメンタルヘルスが悪化することに繋がるかもしれません。

社員のメンタルヘルスを管理・サポートすることは、これらのリスクを最小限に抑える効果があります。できるだけ早期発見・早期対応で問題を解決することは、長期的に見れば企業の体力を維持する、あるいは高めるために非常に重要なのです。

メンタルヘルス対策は一次予防、二次予防、三次予防が基本

厚生労働省が定めた「労働者の心の健康の保持増進のための指針」では、メンタルヘルスケアの基本的な考え方を次のように説明しています。

1.一次予防 未然防止…健康増進を促しメンタルヘルス不調を未然に防ぐ
2.二次予防 早期発見…メンタルヘルスの不調を早期発見し、適切な措置を行うことで重症化を予防する
3.三次予防 復職支援 合併症や再発を予防しながら職場復帰を支援する

1. 一次予防 未然防止

一次予防では、社員が自分自身の健康増進に努め、ストレスがあったとしてもそれに気付くことができ、セルフケアできることを目指します。
メンタルヘルスの不調は、気分よりも身体の異変から始まっていることが多いのです。そのため、日頃から自分の健康状態に意識を向け、自分のストレス状況に気付くことが大切です。それにより、早いタイミングで休養やセルフケアに取り組むことができ、メンタルヘルス不調になることを防ぎます。

一次予防には正しい知識の普及・啓発活動が非常に重要です。メンタルヘルスの不調に特徴的な身体の異変や活動の変化を知っていると、自分自身の変化に気付くことができるだけでなく、周囲の人の異変にも気付くことができるようになるのです。
個人が正しい知識を自分から取りに行くのは難しいので、企業が社員研修などで啓発に取り組むことが推奨されています。 

2. 二次予防 早期発見

二次予防では、メンタルヘルス不調を早期に発見し、適切な対応を行います。メンタルヘルス不調の現れ方には個人差があります。同じような心身の変化が起きていたとしても、その人の持っているサポート資源や環境によって、自分で対処することができる状態もあれば、医療機関やカウンセリングが必要な状態の場合もあります。できるだけ早い段階で周囲が支援を行うことができれば、重症化を防げる確率は上がります。

早期発見のためには、管理職レベルで具体的な対策について知っておく必要があります。管理職の場合、メンタルヘルスの知識だけでなく、社員とのコミュニケーションで気を付けるポイントや、社内外で活用できる資源についても知っておく必要がありますね。

3. 三次予防 復職支援

三次予防では、メンタルヘルス不調となった社員の職場復帰を支援します。メンタルヘルス不調のために休養すると、職場復帰するのがとても難しいのです。休んで同僚に迷惑をかけたという罪悪感、自分の健康への自信のなさ、復職して再発することへの不安などがあるだけでなく、産業医から職場復帰を許可された後も、調子のよい時・悪い時が波のように変化します。

企業は、社員が安心して職場に復帰し、健康不安を少しずつ克服して労働者としての力を発揮できるよう、支援する体制づくりが求められます。

メンタルヘルス「4つのケア」

メンタルヘルス対策として取り組むには、4つのケアがあります。

1.セルフケア
2.ラインケア
3.事業場内産業保健スタッフ等によるケア
4.事業場外資源によるケア

1.セルフケア

社員が自分自身で行うケアのことを指します。セルフケア研修などでメンタルヘルスについて基本を学ぶことで、自分ののストレスに気付き予防することができるようになります。また、年1回のストレスチェックアンケートに答えることで、自分の状況を理解することができます。

ちなみに、ストレスチェックアンケートを記入しながらこんな風に考えた経験はありませんか?
「こんなの正直に書いたら、自分だって同僚たちだってみんな引っかかるよ!あとで産業医の面接受けるのは面倒だし、忙しいから時間をつくるのも大変だな。よし、適当に良い感じに回答しよう」
もし、このように考えたのならあなたのメンタルヘルスは要注意状態かもしれません。アンケートに答えながら、自分の心身の不調に心当たりがあるということですから。

「あのストレスチェックって嘘付けますよね?意味あるんですか?」と聞かれることが多くあります。ストレスチェックは自分の状態に気付くのが一つの目的ですから、仮に正直に答えなかったとしても、自分自身でリスクに気づいてセルフケアを意識して頂きたいです。(できれば正直に答えて欲しいですが)

2.ラインケア

部下を持つ管理監督者が行うケアのことを指します。管理監督者は日常的に職場に目を配り、部下の相談に応じ、職場環境の改善や部下の異変の早期発見と対応に努めます。求職した社員の職場復帰支援などを担うので、管理監督者の役割は重要ですし、社内でラインケアできる仕組みを整える事が求められます。

3.事業場内産業保健スタッフ等によるケア

50人以上の事業所には、産業医を配置する義務があります。また、規模が大きい組織では産業医以外にも保健師、看護師、心理士などが在籍していることもあります。専門的な知識を持つ産業保健スタッフと、人事総務部門のスタッフが連携して、効果的なセルフケアとラインケアの仕組みを作ったり、一次予防・二次予防・三次予防の具体的な計画を立てたりします。

4.事業場外資源によるケア

50人未満の事業所では、産業医などの内部資源がありません。メンタルヘルスケアには専門知識が必要なため、専門家によるアドバイスやサポートを取り入れることが推奨されます。内部に資源がなければ、外部資源を活用する必要があります。また、社内の産業保健スタッフと外部の専門機関の協力体制を取ることで、より効果的なメンタルヘルス対策を実施することができます。可能になります。

リスクを未然に防ぐ方法は社員と組織が「知る」「気付く」こと

ここまでご紹介してきたように、メンタルヘルスケアの一次予防、二次予防には社内の知識啓発が必要です。ファミワンでは、妊活・不妊治療だけでなくヘルスケアセミナーもご提供できます。ファミワンのセミナーに興味をもったら、まずは無料体験してみませんか?無料で体験できるセミナーは、妊活・不妊t治療についての内容になります。通常約60分の内容を、20分のショートバージョンでご体験いただけます。
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