【新規事業】フェムテック開発事業例紹介

近年、日本の女性の就業率は増加傾向にあり、多くの女性が社会進出をしています。

昭和61年には女性の就業率が約53%でしたが、平成28年には66%にまで上昇しました。

(参考:https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h29/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-00-01.html)

その一方で、女性特有の「月経」「妊娠・出産」「不妊」「更年期」などの健康課題により、ライフイベントと仕事の両立が難しい女性が増えていることも事実です。

そのような、健康課題を企業がサポートするツールとして「フェムテック」に注目が集まっております。

本記事では、「フェムテック」を導入したいがどのようにしたら良いかわからない。という企業のご担当者様に向けて、

  • そもそもフェムテックとは何か?
  • なぜ「フェムテック」の導入が難しいのか?
  • すでに取り組まれている実証事業にはどのようなものがあるのか?

についてご説明いたします。

ぜひ、最後まで読んでいただけますと幸いです。

ファミワン関連記事:初心者にもわかる! フェムテックとは?分野や企業への導入メリットを紹介

そもそもフェムテックとは何か?

フェムテックとは英語で書くと「Femtech」となります。

これは、女性を意味する「Female」と科学技術を意味する「Technology」から作られた造語になります。

女性が抱える健康課題について、科学技術を用いて解決する製品または提供するサービスを示します。

一口に女性の健康課題と言っても、「月経」「妊娠・出産」「不妊」「更年期」に加え、「女性向けケアアイテム」「セクシャル・ウェルネス」などジャンルは多岐に渡ります。

これらの悩みや課題は個人差があり、デリケートな内容が多いこともあり、誰かに相談することでは無いなどと一人で悩む方が多くいらっしゃいます。

また、これらは女性だけに関係する問題ではなく、女性の社会進出が進んでいることから、女性の健康課題が職場や家庭、パートナーとの関係にもたらす影響はより大きくなっています。

そのため、企業や自治体が連携し、すべての人が健康で幸せに過ごす為の解決策を提供する製品やサービスが必要であり、それが「フェムテック」です。

なぜ「フェムテック」の導入が難しいのか?

上記にて「フェムテック」の重要性に関してはご理解頂けたかと思います。

ですが、いざ企業様が「フェムテック」を導入しようとすると、導入が難しいことに気が付きます。

フェムテックプラットフォーム「careful」などの開発を手がけるnanoni調べによると、そもそも女性の健康課題を経営・人事の課題として挙げられていない企業がアンケート調査全体の約60%を占めます。

また、女性の健康課題を経営・人事の課題として捉えていても、「何から手を付ければ良いか全体像が描けていない」などの理由で具体的な検討に至っていない企業様が約22%となっています。

具体的に施策を実施されている企業様においても、その施策を行なっている背景について「その他・不明」と答える企業様が約10%程おり、「何をしたら良いか分からないので、とりあえずセミナーを行なっている」という企業様もいらっしゃいます。

このことから、「フェムテック」の導入のためには実際の事例などを知り、どのような製品・サービスがフェムテックとして存在するかを知ることが重要になります。

(参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000091427.html

すでに取り組まれている実証事業にはどのようなものがあるのか?

「フェムテック」の実際の実証事業を紹介する前に、フェムテックにまつわる補助金を説明します。

経済産業省より、フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金という補助金事業が実施されています。

経済産業省によれば“働く女性の妊娠・出産・更年期等ライフイベントに起因する望まない離職等を防ぎ、企業の人材多様性を高め、企業の価値創造につなげること”を目標に取り組まれています。(引用:https://www.meti.go.jp/index.html

そこで今回は補助金の実証事業として実際に行われている実証事業をいくつか紹介します。

  • 株式会社水星 「HOTEL CAFUNE」

宿泊型の産後ケアサービスで産後の女性とご家族への継続的なサポートで、女性の社会復帰を後押しします。宿泊時には衣食住の他に託児サービスもあり、産後の女性を労る時間を提供。また、宿泊中に助産師より育児知識の装着が行われ、パートナーも参加が可能です。宿泊サービス終了後も助産師等のスタッフに育児などの相談をできる場も提供してもらえます。

  • 株式会社SRACreative 「QOLI Femtech」

女性特有の健康課題の解決の為に「女性本人だけではない、男性社員や管理職・組織を巻き込んだアプローチ」「知識のインプットや理解促進に留まらない、行動改善にまで踏み込んだプログラム提案」の2つを主眼に置き、リテラシーテスト、リテラシーアップ研修、アクションまでのトータルソリューションを提案します。 このことにより、女性が自身の不調時の正しいケアと知識を習得します。 それだけでなく男性社員や管理職を含めたヘルスリテラシーの向上を目指し、組織的に健康改善をサポートする仕組みづくりを行います。

上記では、2事例を紹介しましたが、これらの他にも様々な実証事業があります。

他事業に関しては以下の経済産業省のプロジェクトページより参照下さい。

https://www.femtech-projects.jp/#project

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さいごに

今回は全体を通して、フェムテックとは?を説明し、重要度が分かっても導入が難しい理由を説明しました。

そして最後に、経済産業省の補助金の対象になっている実証事業を紹介しました。

ぜひ、フェムテックの導入にお悩みの企業のご担当者様の参考になれば幸いです。