株式会社ファミワンでは、「性教育について正しく伝えられる場を作りたい」という想いから、毎年「夏休みスペシャル!こども性教育」を開催しております。皆様にご好評をいただき、本年で6年目を迎えました。
昨年は男子向けのみの開催でしたが、本年は「男子向け」「女子向け」「支援者・保護者向け」の3部構成へと拡大して実施いたしました。
3部合計の申し込み総数は846件にのぼり、非常に多くの方々に関心をお寄せいただきました。
第1部である男子向けセミナー「おとなに近づく僕たちのからだ」では、当日のリアルタイム視聴者数が293名となりました。チャット機能を通じたリアクションも非常に多く、画面越しにも、参加者の皆さまが熱心に受講されている様子がうかがえました。
参加の様子


講師および司会の紹介
本セミナーでは、ファミワンの胚培養士である“ぐっち”こと川口優太郎が講師を務めました。

株式会社ファミワン”ぐっち”こと川口 優太郎(胚培養士/理学修士(生命科学))
また、司会は“にっしー”ことファミワン代表看護師の西岡有可が担当いたしました。

セミナー内容
「おとなに近づく僕たちのからだ」

まずは参加者へのアンケートからスタートしました。
「あなたは何年生ですか?」

チャット欄には多くのリアクションが寄せられ、積極的に参加される様子が見受けられました。
第1章:思春期の心と身体の変化
いよいよ本編、まずはクイズからスタート。
Q:心と身体がぐーんと成長する時期は?

答えは10歳から14歳頃です。成長には個人差があることや、一般的に女の子の方が少し早く時期を迎えることなどを解説しました。

思春期の心の変化では「大人に対して反抗したくなるときも多いんじゃないかな?」と参加者に寄り添いながら説明しました。


声変わりのパートでは、講師のぐっちが実際に声を低くして実演する場面もありました。

「僕はあまり髭が生えないタイプだけれど」といった講師自身の体験談も交え、親しみやすい雰囲気で進行いたしました。
具体的な変化を知ることで、思春期への不安を解消する貴重な機会となったのではないでしょうか。
第2章:精通(射精)ってなんだろう?

脳からの指令によって勃起や射精が起こる仕組みを解説し、「射精自体は決して痛いものではない」という安心につながるメッセージも伝えられました。
精子の観察映像
普段見る機会のない、顕微鏡で拡大された「動いている精子」の映像を上映いたしました。 初めて見る方も多かったのではないでしょうか?チャット欄には驚きや興味を示すリアクションが多数寄せられました。

「精子は赤ちゃんを作るもとであり、大人になる準備が始まっている」と、教えてくれました。
射精のフツウとは

ぐっちからは、「触るときは優しく扱うこと」や「過度な刺激に慣れすぎないこと」といった大切なアドバイスも。
また、多くの方が悩む「射精の頻度」についても、個人差が大きく、日常生活に支障がなければ問題ないことが伝えられました。
今日はどんな気持ち?

セミナーの中盤では、参加者の皆様の現在の気持ちを聞いてみました。


たくさんのリアクション!
イライラを感じている参加者も多く、そのような時の対処法について具体的なアドバイスも。

気持ちを切り替える方法は人それぞれ。
マスターベーションをおこなう際の注意点として、以下の3点が挙げられました。
1. 清潔な手で行うこと / 2. 強く刺激しすぎないこと / 3. アダルトコンテンツには注意すること
そして、マスターベーションは、自分の気持ちをコントロールするための「大人への第一歩」であり、恥ずかしく思う必要はないと伝えました。
第3章:ネットや動画(アダルトコンテンツ)との付き合い方
インターネットや動画、特にアダルトコンテンツとの付き合い方についても触れました。

アダルトコンテンツは、監督や出演者、台本のある「作り物」であり、ドラマや映画と同じようにフィクションであることを説明しました。また、性的な刺激に慣れすぎないよう、適切な距離感で付き合うことの大切さも伝えました。
性的同意
そして大事な考え方「性的同意」について。
「相手が嫌だと言わない」=「相手が同意している」は大間違いであること。
その中で「積極的同意」という考え方が必要であることを教えてくれました。

第4章:教えて、ぐっち先生!
事前に皆様からお寄せいただいたご質問に対し、講師のぐっちが直接回答しました。

男児の陰茎の皮(包皮)は無理にむく必要はないことを説明したうえで、痛みがない範囲で入浴時に親指と人差し指を使い、身体側へやさしく引き下げて清潔を保つ方法を紹介しました。また、思春期の成長に伴って自然にむけやすくなる場合があることや、思春期を過ぎても包皮が全くむけない、痛みや排尿時のトラブルがある場合には、泌尿器科などの医療機関へ相談することが望ましいことをお伝えしました。
アンケート結果
アンケートにご回答いただいた皆さま、ありがとうございました。
Q.参加された方に当てはまるものを選択してください。(複数選択可)

「保護者」が最も多い結果となり、保護者の方のみの参加、家族で参加しているご家庭などさまざまでした。
小学4・5年生の参加も多く、思春期を迎える時期に、多くの親子に学びの機会を提供できたことがうかがえました。
Q.セミナー参加理由

「性教育について知りたい」(151名:30.3%)と「子どもに性教育の話を聞かせたかった」(116名:23.3%)が上位を占めており、合計で半数以上(53.6%)が「性教育への純粋な関心・ニーズ」を理由に挙げています。
Q.セミナーの内容で知らないことがありましたか?

「知らないことが少しあった(64.0%)」と「知らないことが多くあった(19.8%)」を合わせると、約8割の参加者が新たな知識を得られたと回答しており、本セミナーが学びの機会となったことがうかがえる結果となりました
Q.満足度
満足度の平均は4.4(5段階評価)と、多くの方にご満足いただけた結果となりました。

第1部に参加された方の感想
保護者からの感想
「ぐっちの説明がほんとうにほんとうに分かりやすく、子どもの理解が深まったようです。異性の私ではなかなか説明しづらい内容をこんなにも丁寧に教えてくださり心から感謝しています!」
・今まで、子どもに性教育をする機会が全くなかったのでとてもいい機会になりました。親からは上手く話せない内容を、とてもわかりやすく説明してくださっていて素晴らしかったです。ありがとうございました。また、集中力の続かないわが子にとっては、短時間でまとまったお話が聞けてとてもよかったです。
数年前から参加しています。息子は中学生になり、日常では家に性教育の本を置いて、話す環境はあります。が、それでも思春期真っ只中。こういうものに参加して話をきくことに抵抗が出てきたと今回感じました。 中学生からこういう話をする機会をもつのは、現実的には厳しいなと思いました。
お子様からの感想
・先生の話がとてもわかりやすかった
学校とかでも話してほしいと思った 質問してみたかった
もっと質問に答えて欲しいとおもった いつかクラスにあそびに来てください
・もっとききたかった 詳しく教えてほしかった
多くの温かいご感想をお寄せいただき、誠にありがとうございました。
今後のセミナー内容や運営の改善に活かしてまいります。
終わりに
昨年に引き続き、多くの方に男子向けセミナーへご参加いただき、男の子の思春期や性教育への関心の高さを改めて実感する機会となりました。
男性講師による講義ということもあり、保護者からは「家庭では伝えにくい内容をわかりやすく学べた」、お子さまからは「もっと聞きたい」「質問したかった」といった声が寄せられ、安心して学べる場として多くの方にご活用いただくことができました。
ファミワンでは、学校や自治体、企業に向け、多岐にわたるイベントを開催しております。性教育のみならず、健康に関する様々なイベントの開催が可能ですので、ぜひお問い合わせください。

