物流業界の女性活躍の実態と今後の展望~現状と企業の取り組み~レポート~【女性の健康課題と企業の取り組み】

2024年6月20日、ファミワンは女性活躍推進セミナー「物流業界の女性活躍の実態と今後の展望~現状と企業の取り組み~」をオンラインにて開催いたしました。

ファミワンではさまざまな業界の女性活躍推進イベントを開催していますが、建設業界セミナーゲーム業界インタビュー に続いて、今回は物流業界のパネリストをお招きして、女性活躍推進の実態と今後の展望について皆さまと一緒に考える機会となりました。

パネリストには、フジトランスポート株式会社 執行役員 川上泰生さま、株式会社カーゴニュース 副編集長編集部長 石井麻里さまをお招きし、ファミワン代表看護師 西岡とともに講義とトークセッションをお届けしました。

本記事では「女性の健康課題と企業の取り組み」をテーマに登壇したファミワン代表看護師 西岡有可の講義パートをご紹介いたします。

登壇者紹介

株式会社ファミワン 代表看護師・不妊症看護認定看護師 西岡有可

妊症看護認定看護師として都内の不妊治療専門クリニックで10数年勤務。不妊に悩むカップルへのケアやチームマネジメント、研究発表を経験。医療機関の枠組みを超えて、もっと身近な存在として悩める人へサービスを届けたい思いからファミワンへジョイン。現在は福利厚生セミナーやユーザー対応とともにサービス設計を担当。企業の課題をヒアリングし、適切なサービス設計や研修カスタマイズを提案している。

女性のライフサイクルと健康

女性の場合、ホルモンの揺らぎ、生理、また女性ならではの疾患が生涯ついてまわります。

12-13才頃から月経が始まり、毎月、人生で約450回、月経があると言われています。その生理に関しては、月経不順や月経痛、またそれに由来する筋腫内膜症などに悩まされる方々もいらっしゃると思います。

また、出産を経て、人生の成人期から更年期(上記資料参照)のあたりに来ると次は子宮頸がんや乳がん、ホルモンに由来する疾患や、性交渉に由来する疾患などに罹患する可能性も出てきます。

そして、やっとホルモンの揺らぎが落ち着いてくる頃にも、今度は10年間くらいと言われている更年期の症状が出たりします。

色んなホルモンによる影響がある時期というのは、ちょうど働きざかりの時期に重なることになります。ですのでこのように自然にある揺らぎとどうやってつきあっていくのかという事が、非常に重要な健康課題となります。

女性のライフプランのイベントと働き方について

ライフイベントの際には、産休や育休・時短勤務を取得するなど、各ライフステージに応じて働き方を変える場面もあるかと思います。

もちろん働き方を変えず、ずっとフルタイムで働くという方もいらっしゃいます。その場合は様々な工夫や、家族の協力など、色んなサポートが必要になることもあるのではないでしょうか。

当事者でなくとも「知っておくこと」がチームのパフォーマンス向上に繋がる

このような話はもしかしたら「今は自分には関係ない」「まだ遠い未来の話」、もしくは「もう過ぎた」、男性であれば「自分にはあまり関係ない」と思うかもしれません。

ですが、自分が現時点では当事者ではなくても「知っておくこと」つまり、ヘルスリテラシーが仕事のパフォーマンスにも影響するということが上記のようにデータでも証明されています。

「女性の健康課題を知る」ということが日頃の業務のパフォーマンス向上に繋がっていますので、今日の話は男女関係ない内容だとご理解いただけたらと思います。

女性の半分以上がなんらかの困った経験をしている現状

女性特有の健康課題に絞っていくと、なんらかの困った経験をしているという方が非常に多いことがわかります。周りではあまり聞かないと思われる方もいるかもしれませんが、実際は女性の半数以上が困った経験をしていると言われております。

私も女性なので自分に当てはめて考えてみると、やはり忙しい毎日の中で毎月の月経やホルモンの揺らぎなどに対して、対処できないことがあったり、それこそ喉元過ぎれば・・・という様に優先順位を下げてしまったりしてしまいます。

また、他の皆も我慢しているのだから、自分も我慢、などと考える方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、病院での治療や企業側のサポートで「何とかできることもあるのだ」ということを知っていただきたく、私どもファミワンは本イベントを企画させていただきました。

更年期についての健康課題

昨今、健康課題の中でも「更年期」のトピックは注目が高まっています。 厚生労働省が令和4年、初めて更年期の調査したということも話題になりました。

更年期症状によって仕事のパフォーマンスが低下することもあります。また更年期症状は女性だけでなく、男性にも更年期症状というものがあることがわかっています。

上記資料によりますと、更年期症状はやはり40〜50代の方に非常に多くなっており、診断されたことがあるという方、また自分は該当するかもと考える方がこれだけ多くいるという調査結果です。

さいごに

本セミナーで物流業界の皆様が、女性ならではの健康課題を、男性も「ご自身も当事者であったり、支える側だ」という目線で向き合っていただけたらと思っています。

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